性別を問わず、近年は全身の様々な部位を脱毛する人がいますが、気にする人も多いのがもみあげです。もみあげは毛が生えていても特に不自然であったり、不恰好ということはありませんが、体毛が生えてくるペースが早く、多くの人が悩まされています。
そこで今回はもみあげの脱毛に関して詳しく解説していきます。もみあげの脱毛は可能なのか、どれくらい脱毛すればいいのかなど、気になる人はぜひご覧ください。
もみあげのお手入れは面倒?
髪の毛やフェイスラインに繋がっているもみあげは、あまり目立たないようで意外と外見に大きな影響を与えています。きれいに整えられたもみあげと、生えっぱなしのまま放置されているもみあげを見比べると、清潔感も全く違います。
基本的には美容院でカットする際に整えてくれますが、男性だと早くて1ヶ月に1回程度、女性だと数ヶ月に1回程度と、頻繁に通うわけではありません。そのため、きれいなもみあげを保つには自分自身でも定期的に手入れすることが理想ではありますが、面倒でなかなか手入れできていない人も多いです。
もみあげの脱毛は痛い?
脱毛に関しては大きな不安の一つが痛みです。いくらきれいになるためと言っても、痛みを感じるのが不安だと思っている人は少なくないでしょう。
一般的に脱毛の際に感じる痛みは部位によっては異なり、毛量が濃かったり、肌が薄い部位ほど痛みは強くなる傾向にあります。男女共通する部分だと、脇やVIOは脱毛時に特に強い痛みが伴います。
一方でもみあげの場合は、男女で痛みが大きく異なります。男性の場合、髪の毛・もみあげ・ヒゲは繋がっており、太く濃い毛が密集しています。「ヒゲ脱毛は痛い」と聞いたことがある人は多いと思いますが、もみあげも同様です。
ただ、女性の場合は顔まわりの体毛はもみあげも含めて色素が薄い産毛なので、そこまで痛みは強くありません。あくまで個人差はありますが、ある程度強い出力で脱毛しても、多くの人にとっては耐えられる範囲内でしょう。
もみあげの脱毛にかかる回数
もみあげの脱毛に関して、男女で異なるのは痛みの強さだけではありません。余計なもみあげが生えてこなくなるまでにかかる回数も大きく差があります。
まず男性の場合、もみあげは色素が濃いだけでなく、毛の密度も高いので、きれいにするには10〜15回、人によっては20回以上脱毛する必要があるでしょう。脱毛回数が多い分、脱毛サロンなどで施術を受ける場合は多額の費用がかかってしまいます。
女性の場合はおよそ半分程度の5〜10回程度できれいになります。完全に毛が生えてこなくなるまでにはもう少し回数が必要ですが、おおよそ10回以内で満足する人が多い傾向にあります。
もみあげの脱毛頻度・期間
ところでもみあげはどのくらいの頻度で脱毛すればいいのでしょうか。毛周期の関係で、肌の表面に出ている体毛は一部なので、あまり頻繁に脱毛しても効果は薄いです。
1回1回の脱毛効果を高めるには、おおよそ1,2ヶ月に1回のペースで脱毛することをおすすめします。それくらいの間隔を空ければ、また毛が生え揃い、効率良く脱毛することができます。
また、回数を重ねるにつれて徐々に生えるペースはゆっくりになっていくので、最終的には半年に1回程度のペースでも十分になります。
もみあげを脱毛するメリット
ちなみにもみあげを脱毛するとどのようなメリットがあるのでしょうか。意外に多くのメリットがあるので、あらためて確認してみてください。
- 色んな髪型を楽しめる
- 小顔効果がある
- お手入れの必要がなくなる
- 肌荒れしなくなる
色んな髪型を楽しめる
特に女性にとって嬉しいメリットの一つが、もみあげを脱毛することで色んな髪型を楽しめるようになるということです。ポニーテールやお団子結びなどはどうしてもみあげ部分が出てしまいますが、きれいに整っていると髪全体がよりおしゃれに見えます。頻繁にアップヘアスタイルにするという人も、今まではつい避けてしまっていたという人でも、今までより自信を持って好きな髪型を楽しめるようになります。
小顔効果がある
産毛や剃り残しのような薄い毛であっても、実は無意識に顔の印象に影響を与えています。もみあげを脱毛すると体毛だけでなく、毛穴ごときれいになるので、肌のトーンそのものが明るくなります。
脱毛によってトーンが明るくなるのは他の部位も同様ですが、特にもみあげはフェイスラインに当たるので、脱毛することで顔全体がすっきりし、小顔に見えるようになります。
お手入れの必要がなくなる
解説した通り、常にきれいなもみあげを保つには定期的に処理する必要があり、手間を感じてしまいます。脱毛によって毛が生えてくるペースがゆっくりになる、あるいは全く生えてこなくなると、手入れの手間が大幅に軽減されます。ほぼ毎日細かく処理しているという人も決して少なくありませんが、脱毛によって手間がかかるという悩みを解消することができます。
肌荒れしなくなる
もみあげを処理する場合、カミソリを使って毛を剃っているという人は非常に多いでしょう。手軽に処理できるところがカミソリの魅力ではありますが、問題は肌に大きなダメージを与えるということです。
肌がカミソリ負けしてしまい、炎症になってしまったという経験がある人は少なくありません。ムダ毛処理の手間がなくなるだけでなく、それによる肌トラブルのリスクをなくすという意味で、脱毛するメリットは大きいです。
もみあげを脱毛して後悔する?
もみあげを脱毛する際に忘れてはいけないことは、毛が生えなくなってしまうと、基本的に同じ状態に戻すことはできないということです。女性の場合はほとんどありませんが、例えば男性でもみあげを脱毛したものの、やっぱり毛を生やしたくなったと後悔してしまうケースはありえないわけではありません。
不安な人は、完全に脱毛してしまうのではなく、毛が薄くなる程度に留めておくというのも選択肢の一つです。また、望まない形になってしまうことも考えられるので、いきなりギリギリまで脱毛してしまうのではなく、少し形に余裕を持って脱毛する方法もおすすめです。
もみあげのおすすめ脱毛方法
もみあげを脱毛する場合、基本的に以下の二つの方法が挙げられます。
- 脱毛サロン・医療脱毛クリニック
- 家庭用脱毛器
それぞれ異なるメリット・デメリットがあるので、順番に解説します。
脱毛サロン・医療脱毛クリニック
脱毛といえば、脱毛サロンや医療脱毛クリニックで施術を受けるというのが一般的です。スタッフに脱毛してもらえるので手間もかからず、脱毛効果も高いです。
ただ、一番の問題はコストが高いということです。比較的男性の方が毛量が多い分、平均金額が高いですが、安くても3万〜5万円、高い場合は10万円かかってしまうことも考えられます。
また、他人に脱毛してもらえるということはメリットである一方、意図しない形に脱毛されてしまうリスクもあります。脱毛してほしい部分を正確に伝えないと、後悔する結果になる恐れがあります。
家庭用脱毛器
自宅で簡単に脱毛したいという人には家庭用脱毛器がおすすめです。脱毛サロンや医療脱毛クリニックに比べて1回1回の効果は劣ってしまいますが、以下のようなメリットがあります。
- 価格が安い
- もみあげ以外にも使用できる
- 自宅で手軽に脱毛できる
- 自分で好きな形に脱毛できる
- 家庭用なので安全性が高い
このように多くの魅力がありますが、やはり大きいのは価格が安いということです。家庭用脱毛器は最安値レベルで1万円前後で、高い場合だと10万円近くする機種もありますが、当然もみあげ以外の部位も脱毛できます。
脱毛サロンなどでは数十万円かかる全身脱毛も、数万円でできるということで、コストパフォーマンスは非常に優れています。全身脱毛までいかなくても、ヒゲや他の顔まわりの産毛も1台できれいに脱毛できて、初めて脱毛するという人には特におすすめです。
もみあげを脱毛してはいけない状態とは?
- 日焼け
- 肌荒れ
- ホクロ・シミ
いずれの方法で脱毛する場合でも、上記のような場合は脱毛は控えるようにしましょう。脱毛器が誤反応を起こしてしまい、火傷を負ったり、肌トラブルに繋がる恐れがあります。
特に家庭用脱毛器を使用する場合は基本的に自己責任で脱毛することになるため、取扱説明書をよく読み、安全に脱毛しましょう。また、付属のサングラスで目元を保護したり、アフターケアの保湿も忘れてはいけません。
もみあげ脱毛ですっきりと清潔感ある外見に!
解説した通り、もみあげを脱毛するときれいで清潔感のある髪型を維持できるだけでなく、小顔効果もあります。自分にぴったりの方法でぜひ脱毛してみてください!
また、家庭用脱毛器を購入する際、どのように選べばいいのかわからないという人はこちらの記事をご覧ください。絶対に失敗しない脱毛器の選び方について、詳しく解説しています。
この記事の執筆者
家庭用美容器ドットコム編集部
家庭用美容器ドットコムは、元美容機器メーカー営業や家庭用脱毛器の販売スタッフなど、美容機器に精通した担当者が家庭用脱毛器/美容器を徹底比較して紹介するWebサイトです。自分の肌に合った機器を見つけるためのポイントも発信。失敗しない美容機器選びをお手伝いします。