レーザー脱毛、光脱毛、ニードル脱毛など、脱毛にはいくつか種類がありますが、家庭用脱毛器は光脱毛方式が一般的です。しかし、中にはレーザー脱毛方式の家庭用脱毛器があることをご存知でしょうか。

それが「トリア」というメーカーから販売されている家庭用脱毛器です。今回は「トリア パーソナルレーザー脱毛器 プレシジョン」を実際に使用してみた感想をレビューしていきます。

レーザー脱毛器はトリアだけ

平均的な数値を比較すると、光脱毛よりレーザー脱毛の方が出力が高い傾向にあります。それは家庭用脱毛器においても同様ですが、現在販売されている家庭用脱毛器の中で、レーザー脱毛方式が導入されているのは「tria(トリア)」というメーカーのみです。

トリアは、業務用のレーザー脱毛機の開発者たちによって2003年にアメリカで設立された会社です。そのノウハウを活かし、2004年に初の家庭用レーザー脱毛器を販売。2005年には日本でも販売がスタートされています。

レーザー脱毛器の特徴

次にレーザー脱毛器の特徴を解説していきます。

光脱毛と比較し、主に以下の3点が異なるということを理解しておきましょう。

  • 脱毛効果が高い
  • 痛みが強い
  • 肌への負担が大きい

脱毛効果が高い

レーザー脱毛も光脱毛も、脱毛の仕組みはほとんど同じです。脱毛器から照射されるレーザー、あるいは光が体毛の中のメラニンに反応し、脱毛効果を発揮します。

しかし、大きな違いは出力の高さです。プロが使用する業務用レーザー脱毛機は使用にあたって、医師免許が必要になるくらいで、その分出力も高くなります。家庭用脱毛器の場合もそれは同じで、医師免許はいりませんが、光脱毛より脱毛効果が高くなっています。

痛みが強い

脱毛効果が高い分、痛みも強くなるという点がレーザー脱毛器のデメリットだと言えるでしょう。中には痛みに耐えられず、脱毛を途中で諦めてしまう人も少なくありません。

出力を調整することで痛みを弱くすることは、そうなると当然脱毛効果も下がってしまうため、レーザー脱毛の最大の長所を消してしまうことになります。

肌への負担が大きい

また、ただ単純に痛みが強いだけではなく、肌への負担が大きいという点もレーザー脱毛のデメリットです。火傷や肌荒れなど、脱毛することでこのような肌トラブルが起きる可能性は少なからずありますが、出力が高いレーザー脱毛はその確率がさらに高くなります。

業務用のレーザー脱毛機の使用に医師免許が必要な理由の一つはそこで、万が一医療脱毛クリニックで事故が起きた場合は、その場ですぐ医薬品を処方することなどが可能です。

トリア パーソナルレーザー脱毛器 プレシジョンの特徴

商品名 トリア・パーソナルレーザー脱毛器 プレシジョン
製造元 トリア・ビューティー
価格 36,000円(税込)
ショット数 制限なし
その他 出力レベルを3段階から調節可能

今回使用したレーザー脱毛器「トリア パーソナルレーザー脱毛器 プレシジョン」の基本情報は上の通りです。詳しい使用感は後述しますが、特徴はショット数に制限がないという点です。

通常はどの家庭用脱毛器にもショット数の上限があり、それ以上の回数照射すると、その脱毛器は使えなくなってしまいます。その点、プレシジョンは故障しない限りずっと使用することができるため、コストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。

トリア パーソナルレーザー脱毛器 4Xとの違い

  4X プレシジョン
出力レベル 最大22J 最大20J
レベル調節 1~5(5段階) 1/3/5(3段階)
バッテリー(連続使用時間) 30分 15分間
照射面積 約0.8㎠ 約0.8㎠
価格(税込) 48,000円 36,000円

また、トリアの脱毛器といえば、「トリア パーソナルレーザー脱毛器 4X」も有名ですが、プレシジョンとの主なスペックの違いはこのようになっています。4Xの方が12,000円ほど高いですが、その分最大出力が高く、バッテリーの持ち時間も長くなっています。

どちらを選ぶかは人それぞれですが、今回はコンパクトなサイズ感からプレシジョンの方を選びました!

トリア プレシジョンの正直レビュー!

それではトリア・プレシジョンを使ってみたレビューをしていきます!実際に感じたことを正直に伝えていくので、ぜひ参考にしてみてください。

軽くて小回りが利く

筆者はこれまで何種類もの家庭用脱毛器を触ってきましたが、実際に触ってみてまず思ったことは「小さい!軽い!」ということでした。サイズや重量は商品によって異なりますが、中には結構ずんぐりしたものもあって、長時間使っていると手が疲れちゃうんですよね…。

それが女性には結構きつかったりするんですが、プレシジョンにその心配はいりません!小回りも利くので、細かい部位にも使いやすいです。

コードレスで場所を選ばない

もう一つ良かった点が、コードレスが意外に便利ということです。最近の家庭用脱毛器はコードありのタイプとなしのタイプに分かれますが、やはり取り回ししやすいという点においては、コードなしのタイプが圧倒的に優れています。脱毛中にコードが邪魔になることもなく、わざわざコンセントがある場所に移動する必要もありません。

ただし、非常に残念だったのがバッテリー持ちが悪いということです…。上の表にある通り、プレシジョンの連続使用時間は15分とありますが、最大パワーで使用していると、本当にそれくらいで充電が切れます。

もちろん1回の充電で全身を脱毛することはできませんし、再び充電が完了するまでにも数時間かかってしまうところが欠点だと感じました。

とにかく痛みが強い

気になっている人も多いと思いますが、やはり痛みは強いです。私は一応、全身に一通り使用しましたが、とてもではありませんが、場所によっては最大パワーで照射するのは難しいと感じました。

他の光脱毛器でももちろん痛みは感じますが、正直比にならないくらいの痛みを感じます。初めて脱毛する人や、痛みに弱い人にはあまりおすすめできません。

思いのほか効果がない

「痛みが強いってことはその分効果が高いのでは?」と期待していましたが、思いのほか、効果は高くありませんでした。数回しようするうちに、確かに体毛が薄くなったとは感じますが、「すごく抜けた!」と感動を覚えるほどではありません。

ちなみに光脱毛器でも本当にすごい機種はビックリするくらい抜けます!それこそ初めて使用した時から、生えるスピードが遅くなったと感じることもあるので、期待の脱毛効果もトップレベルには一歩及ばない印象を受けました。

照射面積が狭い

これは盲点だったのですが、照射面積が狭いことにも驚きました。他の家庭用脱毛器は照射面積が平均的にだいたい5㎠くらいありますが、なんとプレシジョンは1㎠以下しかありません!

レーザーを1点集中させると、これだけ小さくなってしまうのでしょうか?確かに業務用レーザー脱毛機も、先端の面積は小さい印象があります。

これは個人的にはマイナスで、なぜかというと、とにかく時間がかかってしまいます。同じ場所を脱毛するにしても、照射面積が違えば、当然面積が広い方が少ない照射回数、短い時間で終わりますよね。トリア・4Xも照射面積の広さは同じですが、全身脱毛するにも数時間かかってしまいました…。(バッテリーも持ちませんし)

ただ、反対に細かい部位を脱毛する際には便利でした。特に顔まわりは丁寧、かつ慎重に脱毛したいものですが、その際にこの小さな先端は便利だなと感じました。

トリア プレシジョンの評価

マイナスなことを多く書いてしまいましたが、それでも総合的な評価はそこそこです。というにも、36,000円という価格が安い!10万円くらいする家庭用脱毛器も珍しくない中、3万円台である程度の脱毛効果を得られれば十分だと思います。

ただ、予算に余裕があれば、より性能の良い家庭用脱毛器はもっとあります。こちらのランキングで実際におすすめの脱毛器をまとめているので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

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