家庭用脱毛器を使うなら1回の施術でなるべく大きな効果を得たいですよね。そのためには、家庭用脱毛器を使用する前にしっかりと自己処理を行うことが大切です。

しかし、全身のムダ毛を処理することが面倒だと感じる方も多く、簡単かつ綺麗にムダ毛処理ができる除毛クリームを使用する人も少なくありません。しかし、家庭用脱毛器と除毛クリームは併用しても問題ないのでしょうか。

今回は、家庭用脱毛器と除毛クリーム併用のリスクや、それぞれの正しい使い方などについて解説します。

家庭用脱毛器の効果を最大限に得ながら美しい肌を手に入れたい方はぜひご覧ください。

家庭用脱毛器と除毛クリームの併用がNGの理由

結論から言うと、家庭用脱毛器と除毛クリームの併用は避けるべきです。理由は、アルカリ性の除毛クリームと、肌に熱を与える家庭用脱毛器を併用することで、肌に大きなダメージを与えてしまうからです。

ここではまず始めに、両者がどのようにムダ毛処理を行うのかを解説していきます。

除毛クリーム

除毛クリームはアルカリ性で、ムダ毛の主成分であるタンパク質を溶かす効果があるため、クリームを塗った箇所のムダ毛を綺麗に溶かして処理することができます。皮膚の表面に生えている毛を溶かすのみなので、脱毛効果はありません

自己処理をしたい箇所にクリームを塗って指定の時間待ち、洗い流すだけなので、自己処理にかかる負担や時間が少ないです。

家庭用脱毛器

家庭用脱毛器は、自宅にいながら自分の好きな時に脱毛をすることができるムダ毛処理アイテムです。黒い毛のメラニン色素にのみ反応する光で毛根に熱を与えることで、毛を生成する細胞を弱らせ、脱毛効果をもたらします

家庭用脱毛器と除毛クリームを併用するメリット 

家庭用脱毛と除毛クリームを併用することで、ムダ毛を剃った後のチクチク感を感じさせず、片方だけを使用するよりも肌触りをツルツルにすることができます

除毛クリームは、塗った箇所の毛を溶かすことでムダ毛を処理します。カミソリや電動シェーバーよりも根元からムダ毛を処理できるため、肌触りがツルツルになる、次にムダ毛が生えてくるまでに時間がかかるというメリットがあります。

家庭用脱毛器には脱毛効果があり、使用することでムダ毛を薄く、生えてきづらくする効果があります。

これらの両者のメリットを合わせることで、肌触りがツルツルの理想の肌により近づくことができます。

しかし、家庭用脱毛器と除毛クリームの併用は以下で挙げるようなデメリットのほうが大きいため、併用をおすすめすることはできません。

家庭用脱毛器と除毛クリームを併用するデメリット 

家庭用脱毛器と除毛クリーム併用の最大のデメリットは、肌に大きなダメージを与える点です。両者を併用することで、処理直後はツルツルの肌を手に入れることができますが、その後肌トラブルを招く危険性が非常に高くなります。

理由は、除毛クリームがアルカリ性で、毛を溶かすとともに肌に大きなダメージを与えるからです。除毛クリームの使用によってバリア機能が弱まっている肌に、家庭用脱毛器の熱を加えることで、肌への負担がさらに大きくなり、赤みや火傷などの肌トラブルを引き起こします。

家庭用脱毛器と除毛クリームの両方からのダメージで肌が傷ついてしまっては、ムダ毛がなくなったツルツルの肌が台無しです。肌の美しさを守るために、両者を併用することは避けましょう。

家庭用脱毛器と除毛クリームを併用する場合の注意点 

カミソリや電動シェーバーの使用で肌触りがチクチクになるのをどうしても避けたい、自己処理にかける時間を極力短くしたいという方もいますよね。そういった場合に除毛クリームと家庭用脱毛器を使う際は、肌へのダメージをできる限り抑えるために、除毛クリームと家庭用脱毛器の使用を最低3日は空けましょう

除毛クリームを使用してすぐに家庭用脱毛器を当てると、肌が除毛クリームによるダメージから回復できていない状態のため、肌トラブルが引き起こされる危険性が高くなります。

除毛クリームの使用後はしっかりと保湿を行い、最低3日は空けてから家庭用脱毛器を使用しましょう。

家庭用脱毛との併用におすすめの自己処理アイテム

家庭用脱毛器の自己処理時に使用するアイテムとして肌へのダメージが最も小さいのが、電動シェーバーです。電動シェーバーは刃が肌に直接触れることなくムダ毛を処理することができるため、肌を傷つけません。

自己処理アイテムとして人気なものにカミソリがありますが、カミソリはムダ毛を剃ると同時に肌を守っている角質層も一緒に削ってしまうため、肌に大きなダメージを与えます

家庭用脱毛器も毛根に熱を与えることで肌に少なからずダメージを与えます。自己処理をする際は、電動シェーバーを使用し、肌へのダメージ最小限に抑えましょう。

家庭用脱毛器と除毛クリームの使い分け方 

ここでは、家庭用脱毛器と除毛クリームをどのように使い分けると、それぞれのメリットを活かしつつ、ムダ毛のないツルツルの肌を手に入れることができるのかをご紹介します。

除毛クリーム

  • お金と時間をかけずに簡単にムダ毛を処理をしたい
  • 海やプールで水着になるから、周囲の人にムダ毛があると思われないように早急に処理したい
  • 大切なデートの前に肌触りの良いツルツルの肌をサクッと手に入れたい

上記のように、ムダ毛処理にお金と時間をかけず、早急にムダ毛のないツルツルの肌を手に入れたいという方は、除毛クリームを使用することがおすすめです。

しかし、除毛クリームに脱毛効果はないため、使用することで毛が生えてこなくなったり、薄くなったりすることはありません。

家庭用脱毛器

  • 時間がかかっても生えてくる毛を薄くしたい、生えてくるスピードを遅くしたい
  • 自己処理の回数を減らしたい
  • 肌の露出が少ない冬にムダ毛を減らしたい

上記のように、時間がかかってもムダ毛を薄くしたい、生えてくるスピードを遅くしたいという方には、脱毛効果のある家庭用脱毛器がおすすめです。脱毛によって自己処理の回数が減り、時間の節約が可能になるとともに、自己処理による肌への負担を減らすことができます。

また、肌の露出が少ない冬の時期は、電動シェーバを利用して肌触りがチクチクになったり、ムダ毛が生えたりしていても周囲にバレづらいため、除毛クリームを使用してツルツルの肌を維持する必要がありません。

肌の露出が少ない冬の間に家庭用脱毛器の効果を得ることで、夏などに肌を露出する際にムダ毛を気にする必要がなくなります。

家庭用脱毛器の正しい使い方 

家庭用脱毛器を使用する際の正しい手順は以下の通りです。

  1. 家庭用脱毛器を使用する前日か当日にムダ毛を処理する
  2. 脱毛する部位を洗う
  3. 脱毛する部位にジェルや化粧水を塗る or 冷却する
  4. 自分の肌に合ったパワーで照射する
  5. 照射部位を冷却する
  6. 入念に保湿をする

家庭用脱毛器を使用する際に最も大切なのが、脱毛した部位の保湿をしっかりと行うことです。脱毛後の肌は少なからずダメージを受けていますが、入念にアフターケアを行うことで、肌への負担を最小限に抑えることができます。

しかし、家庭用脱毛器使用直後の熱がこもってる肌に保湿を行うと、毛穴の中に熱を閉じ込めてしまい、肌への負担を増加させます。肌が通常の温度に戻ってから保湿を行いましょう。

肌へのダメージを抑えながら家庭用脱毛器を使おう!

家庭用脱毛器と除毛クリーム併用のメリット・デメリットや、両者の使い分けについて説明しましたが、いかがだったでしょうか。

脱毛は肌に最も優しいムダ毛処理方法であり、脱毛を行うことでムダ毛のない美しい肌を手に入れることができます。しかし、脱毛効果を得るためには、事前に正しい方法でしっかりと自己毛処理を行うことが大切です。美しい肌を維持するために、肌へのダメージが小さい自己処理方法を選択しましょう。