男性の間でも脱毛が当たり前になりつつある昨今、特に人気が高い部位はヒゲ・腕・脚などです。やはりムダ毛が目立ちやすい部位は脱毛したいと考える人も多いですが、意外に気にする人も多いのが胸毛です。

胸毛は男らしさが増すとあえて何もしていない人も多いですが、最近は脱毛できれいに処理する人も増えてきています。今回はそんな胸毛脱毛に関して詳しく解説していきます。

胸毛に悩まされている男性はどれくらいいる?

大手脱毛サロンのキレイモが2021年、20〜49歳の男性に対して行ったアンケートによると、100人中25人の人が「今まで胸毛が気になって処理したことがある」と回答しました。

その中でも胸毛が濃いことが理由で悩んでいる男性は一部ですが、うっすらと生えている程度でも、人によっては気になってしまいます。特に海やプールに行く機会がある夏場になると、その直前にわざわざカミソリなどで処理する人が増加します。

女性でも胸毛が生える人は多い

一般的に胸毛が生えているのは男性の中でも特に毛深い人というイメージが強いですが、女性でも胸毛に悩まされている人は多いです。平均的な毛量は当然女性の方が少ないですが、薄くても気にしてしまう人は女性の方が多い傾向にあります。

また、胸毛は生えてくるペースが非常に早い部位でもあります。きれいなバストを維持するためには、毛が薄い人でも頻繁に処理する必要があると言えるでしょう。

女性は胸毛をどう思っている?

次に銀座にあるメンズスキンクリニックが行ったアンケートによると、20代女性300人のうち「男性の胸毛が気になる」と回答した人は84%もいました!

また、胸毛に限らず「男性は脱毛している方が良い」と回答した女性は女性は73%。

「胸毛が生えている方が男らしくてかっこいい」と考える女性も決して少なくはありませんが最近は少数派で、きれいに処理されている状態の方が好まれる傾向にあると言えるでしょう。

胸毛が濃くなる理由とは?

人によって個人差はありますが、なぜ胸毛は濃くなってしまうのでしょうか。疑問を抱いている人も多いので、理由を解説します。

外部からの刺激から守るため

胸毛に限らず、そもそも体毛は肌を外部からの刺激から守るために生えています。人間が進化するにつれて必要性が低くなったことで、徐々に薄くなり、他の動物に比べて体毛が薄くなっています。

ただ、成長過程によっても体毛の量や濃さは変化するケースがあります。例えば、転んで怪我をしたり、頻繁に日焼けしていると、身体を守るために発毛器官が活発になることがあります。

男性ホルモンの分泌

男性ホルモンと女性ホルモンというワードを誰もが一度は聞いたことがあると思いますが、当然男性は男性ホルモン、女性は女性ホルモンが多く分泌されています。それが体毛にも大きく関係していて、女性ホルモンが髪の毛の発毛を促進する一方、男性ホルモンは髪の毛以外の体毛の発毛を促進します。

つまり、男性ホルモンが多く分泌されているほど胸毛を含めて体毛が濃くなるということです。もともとの遺伝にもよりますが、生活習慣によっても男性ホルモンが多く分泌されるケースがあり、睡眠不足や喫煙、筋トレなどで男性ホルモンが増えることがわかっています。

胸毛のおすすめ脱毛方法

胸毛を処理する方法としては何通りか考えられます。主に以下のような手段が挙げられます。

  • カミソリ・電気シェーバー
  • 除毛クリーム
  • 脱毛サロン・医療脱毛クリニック
  • 家庭用脱毛器

カミソリ・電気シェーバー

最もお手軽に処理できるのがカミソリや電気シェーバーを使用し、胸毛を剃ってしまうという方法です。コストも安く、誰でも簡単にきれいにできる点が大きなメリットです。

ただ、直接刃が当たる分、肌が受けるダメージが大きいということです。また、何度剃っても体毛がなくなることはないので、定期的に処理し続ける必要があります。

除毛クリーム

馴染みのない人も多いですが、除毛クリームも近年人気が高まっているムダ毛処理方法の一つです。使い方はシンプルで、体毛が生えている部分に除毛クリームを塗り、一定の時間馴染ませた後、専用のペーパーで拭き取り、シャワーで洗い流すだけです。

カミソリなどと同じく、手軽に処理できるメリットがありますが、商品によっては敏感な部位への使用が推奨されていません。乳輪が該当する場合もあるので、除毛クリームで胸毛を処理する場合にはあらかじめチェックしておく必要があります。

脱毛サロン・医療脱毛クリニック

胸毛を処理するのが面倒という人におすすめするのが、脱毛サロンや医療脱毛クリニックを利用するということです。何度か通い続けることで、だんだんと胸毛が薄くなり、いずれ自分で処理する必要がなくなります。

永久脱毛は医療脱毛クリニックしかできませんが、脱毛サロンでも同じような効果を得ることは可能です。ただし、完全に生えてこなくなるようになるにはどちらにしろ高額な費用がかかります。特に毛深い人だと胸毛だけで10万円以上かかってしまうので、慎重に検討しましょう。

家庭用脱毛器

最後におすすめするのが家庭用脱毛器です。文字通り、家庭でも自分で手軽に脱毛できるアイテムで、安いものだと1万円前後、最高値クラスでも10万円弱なので、脱毛サロンや医療脱毛クリニックと比較するとかなりコストを抑えられます。

肝心の脱毛効果に関してですが、近年の家庭用脱毛器はどんどん性能が上がっており、十分な効果を発揮します。さすがに業務用脱毛機に比べると劣ってしまいますが、

  • 価格が安い
  • 家庭用なので安全性が高い
  • 好きなタイミングで脱毛できる
  • 人に見られる心配がない

以上のようなメリットがあります。おすすめの家庭用脱毛器についてはこちらの記事で解説しているので、ぜひご覧ください。

胸毛脱毛にかかる回数

  • 脱毛サロン
  • 医療脱毛クリニック
  • 家庭用脱毛器

上記のいずれかの方法で脱毛する場合、完全に胸毛が生えてこなるまでには何度も脱毛する必要があります。平均的な回数は10〜12回程度。あくまで個人差がありますが、およそこのくらいの回数は必要になります。

ただ、胸毛は全身の中でもそこまで毛が濃い部分ではありません。回数をこなす必要があると言っても、出力に関しては他の二つに比べて劣っている家庭用脱毛器でも十分です。

胸毛脱毛の頻度

毛量が少ないことに反し、胸毛は毛が生え変わる周期を意味する「毛周期」の回転率が早く、処理してもすぐに次の毛が生えてきてしまいます。そのため、脱毛も頻繁に行って問題ありません。他の部位だと1回1回の効果を高めるため、場合によっては数ヶ月に1回しか脱毛しないこともありますが、胸毛の場合は2週間〜1ヶ月に1回の頻度で脱毛することが効率的です。

胸毛脱毛の痛み

脱毛する際、痛みが心配だという人も多いです。特に初めて脱毛する場合は、脱毛方法に関係なく少なからず不安を感じてしまうでしょう。

脱毛時に感じる痛みは部位によって異なり、毛量が多い部位や敏感な部位は痛みを感じやすいです。基本的に胸毛はそこまで痛みが強い方ではありませんが、乳輪まわりは例外です。乳輪の色素に脱毛器が反応し、強い痛みを感じてしまうことがあるので、最小限の出力から脱毛するようにしましょう。

乳輪まわりは脱毛しても大丈夫?

「そもそ乳輪は脱毛しても大丈夫なのか?」という疑問を抱く人も多いですが、結論から伝えると、脱毛して問題ありません。ただし、前述した通り、乳輪の色素に誤って脱毛器が反応して火傷などの肌トラブルを引き起こすリスクがあるため、乳輪の内部を脱毛することはできません。

そのため、出力を抑えて安全性を確保しつつ、乳輪のまわりのみを慎重に脱毛するようにしましょう。脱毛器の機種によっても対応しているかどうかが別れるので、購入前にチェックすることが大切です。

胸毛脱毛で自信を持とう!

胸毛は普段は服の下に隠れていて人からは見えませんが、海やプールで水着になった際には嫌でも目に入ってしまいます。その都度処理するのも選択肢の一つではありますが、長期的なことを考えるとちゃんと脱毛して生えてこなくすることがおすすめです。

ただ、それにはある程度の期間が必要になるため、早めに脱毛をスタートさせましょう。胸毛が薄くなるにつれて、徐々に自信も持てるようになります。