カミソリでムダ毛を剃ったら、生えてくる毛が濃く目立つようになったと感じることがありませんか?カミソリが原因なら、剃れば剃るほど毛が濃くなるようではムダ毛処理をしている意味が薄れてしまいますよね。
そこで今回は、カミソリで剃ると毛が濃くなるのは本当なのか、正しい自己処理方法と合わせて徹底解説していきます!この記事を読めば、正しい自己処理でムダ毛をなくすことができるようになるはずです。
カミソリで剃っても毛が濃くなることはない
結論から言うと、カミソリで剃っても生えてくる毛が濃くなることはありません。また、毛の色や生えてくるスピードが変わることもないです。つまり、カミソリで毛を剃った前後で毛質に変化が生まれることはないと言えます。では、一体なぜカミソリで剃ると生えてくる毛が濃くなったように感じるのでしょうか?原因は、カミソリの毛の剃り方にあります。
カミソリで剃ると毛が濃くなったように感じるのはなぜ?
通常、毛は先端にいくほど細くなっていきます。しかし、カミソリで毛を剃ることにより、毛先よりも太い根元の断面が見えるようになります。また、カミソリが毛を斜めに切るために断面が広く見えることが、毛が濃くなったように感じられる原因です。
カミソリは肌表面に生えている毛をカットするだけであり、毛根に影響を与えることはありません。そのため、濃くなったように感じられるだけで、生えてくる毛自体が実際に太く濃くなっているわけではないです。
毛が濃くなる本当の原因は?
カミソリではなく、以下の原因によって毛が濃くなっている可能性があります。自分に当てはまっているものがないかチェックしてみましょう。
- ホルモンバランスの乱れ
- 遺伝
- 栄養バランスが偏っている
- 外部からの刺激による肌へのダメージ
ホルモンバランスの乱れ
体毛の濃さに最も関係しているのが男性ホルモンです。男性ホルモンにはムダ毛を太く、濃くする作用があるため、男性の方が体毛が濃い傾向が強いです。しかし、女性であっても「ストレス」「睡眠不足」などによってホルモンバランスが乱れて男性ホルモンが増加し、体毛が濃くなることがあります。
遺伝
以前から人よりもムダ毛が濃かったり、多かったりした場合、遺伝が原因で毛が濃くなっている可能性があります。女性であっても、男性ホルモンが多く分泌されている人は、それに応じて体毛も濃くなります。遺伝と聞くと改善できないと思われるかもしれませんが、ホルモンの量を調整したり、脱毛をしたりするなどの対策を行えば毛を薄くすることが可能です。
栄養バランスが偏っている
栄養バランスが偏った食生活を続けることによって、ホルモンバランスが乱れ、ムダ毛が濃くなることがあります。その場合、女性ホルモンを活発にさせる食材を取り入れながら、バランスの良い食事をとりましょう。以下の食材を摂取することで腸内環境を整えることができるため、おすすめです。
- 納豆や豆乳などの大豆食品
- ネギ、ゴボウ、バナナなどのオリゴ糖
- 食物繊維
外部からの刺激による肌へのダメージ
肌がダメージを受けることで、肌を守るために毛の成長が促進されてしまう場合があります。小さな刺激であれば、体毛が濃くなるほど肌に影響が与えられることはありません。しかし、怪我をしたり、身体を洗う際にゴシゴシこすって摩擦を与えたり、長時間紫外線を浴びたりすることで、毛が濃くなってしまうことがあります。
カミソリを使った自己処理のリスク
安くて手軽に自己処理ができることで人気のカミソリですが、実はカミソリを使った自己処理には大きなリスクが潜んでいます。ムダ毛を処理してツルツルの肌を手に入れるつもりが、かえって以下のような肌トラブルを引き起こしてしまうこともあります。
- 肌を守っている角質層を削る
- 埋没毛
- 毛嚢炎
- 色素沈着
- 肌の赤み、乾燥
- 毛穴がブツブツと目立つようになる
- 肌荒れ
一度肌が傷ついてしまうと、年齢が若い人でもなかなか治りません。最悪の場合、一生治らないこともあります。しかし、リスクを知らずにカミソリを使用している方も多くいます。安さや手軽さばかりに目がいって安易に使用すると、気づいたときには美肌とはほど遠いボロボロの肌になってしまうかもしれません。きちんとカミソリのリスクを理解した上で慎重に使用しましょう!
今すぐやめて!NGな自己処理方法
ここでは間違った自己処理方法をご紹介します。自己処理において、以下のような行動は絶対にNGです。きちんと確認し、正しい自己処理方法を身に着けていきましょう!
- 何も塗らずに剃る
- 毛の生えている方向に逆らって剃る
- 同じところを何度も剃る
- 切れ味の悪い刃を使用する
- 保湿をしない
- 自己処理の頻度が多い
何も塗らずに剃る
何も塗っていないノーガードの肌にカミソリを当てるのはNGです。カミソリを使用する前に、肌に保湿クリームやジェルを塗ることで、カミソリが肌に与えるダメージを軽減することができます。しかし、ボディーソープを塗った肌にカミソリを当てると肌の乾燥が促進されてしまうため、ボディーソープとカミソリの併用は避けましょう。
毛の生えている方向に逆らって剃る
体毛には生えている向きがあります。これとは逆の方向に剃ってしまうと肌を傷つける可能性が高いです。毛が生えている方向は部位によって異なるため、剃る箇所によって使用するカミソリの向きを変え、毛の流れに沿って剃る必要があります。自己処理を行う際は念入りに確認しましょう。
同じところを何度も剃る
カミソリを使用する度に肌は傷つけられます。そのため同じ箇所を何度も剃れば、それだけ肌が受けるダメージも増加します。カミソリで肌が傷つけられることにより、肌トラブルや炎症が引き起こされる危険性も高いです。一度の自己処理で同じ箇所に何度もカミソリを使用するのはやめましょう。
切れ味の悪い刃を使用する
切れ味の悪い刃を使用することで、誤って肌を傷つけたり、上手く毛を剃ることができずに自己処理の頻度や回数を増やしてしまったりすることに繋がります。もったいないと感じて切れ味の悪い刃を使用し続けようとするのではなく、定期的に刃を新しい物に交換することが重要です。
保湿をしない
自己処理の過程で最も大切なのが保湿です。カミソリを使用した後の肌は乾燥しやすく、傷ついています。しかし、丁寧に保湿を行うことによって、カミソリによって肌に与えられるダメージを抑えることができます。保湿を面倒に感じて怠ってしまう方も少なくないですが、保湿をするかしないかが美肌を保てるかどうかの分かれ道となります。
自己処理の頻度が多い
ムダ毛が気になってしまい、毎日自己処理をするという方も少なくありません。しかし、カミソリは使用すればするほど肌が傷つき、美肌から遠ざかってしまうと言えます。そのため、肌へのダメージを考慮して、カミソリの使用は1週間に1~2回程にとどめることがおすすめです。
ムダ毛処理におすすめなのは家庭用脱毛器
ムダ毛を処理したい、でもカミソリを使って肌を傷つけるのは嫌だという方におすすめなのが「家庭用脱毛器」です。家庭用脱毛器は、肌に最も優しいムダ毛処理方法である脱毛を、自宅にいながら自分の好きなタイミングで行うことができます。
価格も平均3~7万円であり、安い物だと1万円以下で購入できます。脱毛したいけど、脱毛サロン・クリニックに通うことは難しいという方にもおすすめです。家庭用脱毛器であれば、肌への負担や、脱毛にかかるお金、時間を最小限に抑えて脱毛することができます!
美しい肌を保ちながらムダ毛をなくそう
ムダ毛が濃くなる原因、カミソリのリスク、正しい自己処理方法などについて解説しましたが、いかがだったでしょうか?
ムダ毛をなくすことばかりに注意をむけて、肌のケアへの意識が薄れてしまう方も少なくありません。しかし、ムダ毛をなくすことだけを優先すると、気づいた時には肌が傷つけられてボロボロになっていることも…。
美しい肌を保つことを常に意識し、肌へのダメージに配慮しながらムダ毛を処理していくことが大切です。
この記事の執筆者
家庭用美容器ドットコム編集部
家庭用美容器ドットコムは、元美容機器メーカー営業や家庭用脱毛器の販売スタッフなど、美容機器に精通した担当者が家庭用脱毛器/美容器を徹底比較して紹介するWebサイトです。自分の肌に合った機器を見つけるためのポイントも発信。失敗しない美容機器選びをお手伝いします。