脱毛できない人がいる?

サロン・クリニックで脱毛を受けようと思っても、施術を受けられないケースがあります。ほとんどは肌の状態や健康状態によるものが多いですが、具体的にどのような人が脱毛できないのでしょうか。

今回は、脱毛を受けられない場合の条件と理由をご紹介していきます!

脱毛できないケースとは?

脱毛は基本的に健康な状態で受けることが前提なので、健康に不安がある場合や、肌の状態が良くない場合は脱毛できないことが多いです。

また、身体の部位によって脱毛ができない箇所があったり、サロンやクリニックの規定で施術を断られるケースもあります。

本記事では、脱毛ができないケースを以下の4つのパターンに分けてご紹介していきます。

  • 肌の状態
  • 健康状態
  • 脱毛を行えない部位
  • サロンやクリニックごとの規定

では、脱毛できないケースの具体例を見ていきましょう!

肌の状態

肌の色が黒い

多くの脱毛器の光やレーザーは黒い色素(メラニン)に反応するので、日焼けをしている場合や、色黒肌の場合は、肌の色にも光やレーザーが反応してしまいます。そのため、火傷や肌トラブルに繋がる可能性が高く、脱毛ができない場合が多いです。

しかし、脱毛方式や脱毛機の種類によっては脱毛が可能な場合もあるので、カウンセリングなどで相談してみると良いでしょう。

ニキビや炎症・傷

ニキビや炎症を起こしている状態の肌に光やレーザーを当てると悪化する恐れがあるため、該当箇所の脱毛はできません。また、傷のある箇所も、傷の治りに影響を及ぼす可能性があるため、脱毛することができません。

該当箇所を覆うシールなどを貼って脱毛できる場合もありますが、完全に治ってから脱毛する方が望ましいです。

ホクロやシミ・傷跡・タトゥー

ホクロやシミ・傷跡・タトゥーなどはいずれも色素が濃い部分なので、脱毛機の光やレーザーが反応してしまう可能性が高いです。そのため、該当箇所の脱毛をすることはできないので、シールなどで覆って脱毛する場合が多いです。

しかし、脱毛方法によっては該当箇所の脱毛も可能な場合があるので、事前に確認しましょう。

剃り残し

光やレーザーによる脱毛の場合は、事前に脱毛する部位の毛を剃る必要があります。剃り残しがある場合、伸びている毛に光やレーザーが反応してしまい、周囲の肌を火傷させてしまう危険性が高いです。

サロン・クリニックでシェービングをしてくれる場合もありますが、有料であることも多いので、できる限り剃り残しの無い状態で施術を受けられるようにしましょう。

肌の乾燥・肌荒れ・腫れ

肌が乾燥している場合や、肌荒れを起こしている場合、腫れている場合などは、刺激に対して敏感になります。そのため、脱毛器の光やレーザーによる赤みやかゆみが起きやすくなるので、脱毛を受けられないことがあります。

程度によって、スタッフが判断することになるので、普段から保湿などのケアを怠らないようにしましょう。

健康状態

持病・服薬

持病がある人や服薬中の人は脱毛ができない場合があります。脱毛で使用する光やレーザーの刺激によって、持病が悪化したり、発作が起きたりする可能性があるからです。

また、服薬中の人の場合は、服薬している薬の種類によって脱毛できるかどうかが決まります。特に以下の持病がある人は脱毛できない可能性が高いです。事前に申告し、施術可能かを確認するようにしましょう。

  • 癲癇(てんかん)
  • 甲状腺疾患
  • 心疾患

妊娠中・授乳中

妊娠中や授乳中はホルモンバランスが乱れやすく、肌トラブルが起きる可能性が高まります。また、脱毛効果を得にくいという理由からも、妊娠中・授乳中の脱毛はおすすめできません。

妊娠時の契約期間延長や休会などのシステムを設けているサロン・クリニックもあるので、そういった制度も契約前に確認しましょう。

予防接種後

予防接種後は体調が不安定になる可能性があったり、注射をした箇所が腫れることがあるため、接種の直後は施術を受けられません。

それぞれのサロン・クリニックによっても異なりますが、一般的には予防接種を受けてから一週間ほどで施術可能になります。事前にスケジュールを調整し、時期が被らないようにしましょう。

体調不良

施術当日に体調が優れない場合も、施術を断られてしまいます。体調不良時は脱毛による肌トラブルが起きる可能性が高くなるほか、体調が悪化することも考えられます

施術前は体調管理を徹底し、当日体調を崩すことがないようにしましょう。もし、当日の体調が優れない場合は予約を取り直し、無理せずゆっくり休んでください。

脱毛を行えない部位

髪の毛・うなじの上部

髪の毛は体毛の中でも特に色素が濃く、脱毛機の光やレーザーが強く反応してしまうため、施術を受けることができません。同様に、髪の毛に近いうなじの上部も色素が濃くなるので脱毛できないことが多いです。

事前のカウンセリングでどの程度までなら脱毛できるのか確認しておくと良いでしょう。

目の周り・唇・乳輪

目の周りは、脱毛機の光やレーザーが目に当たると悪影響を及ぼす可能性があるため、脱毛することはできません。また、唇や乳輪も色素が濃く、光やレーザーが反応してしまって危険なため、施術は受けられません。

該当箇所をシールやカバーなどで覆って近くまで脱毛することは可能な場合があるので、事前に希望を伝えて相談しましょう。

粘膜の部分・鼻の中やIラインの内側

粘膜の部分は、皮膚が薄く、色素も濃いことから、光やレーザーのダメージを受けやすいため、脱毛ができません。鼻の中も粘膜に続いているので、光やレーザーを照射することはできません。

サロン・クリニックによっては、鼻の穴の入口付近のみや、Iラインのギリギリまでなら対応可能なところもあるので、カウンセリングで確認してみましょう。

サロンやクリニックごとの規定

年齢制限

多くのサロン・クリニックでは、脱毛ができる人の年齢制限があります。上限は無いことがほとんどですが、未成年が脱毛する場合には年齢の制限があることが多いです。

サロン・クリニックによって規定があり、未就学児でも脱毛を受けられるところもあれば、中学生でも脱毛できないところもあります。

親権者の同意のない未成年

中学生や高校生で脱毛を検討する人もいますが、未成年が脱毛をする場合は親権者の同意や同伴が必須になるケースがほとんどです。

デリケートな話題なので、家族にも話しにくいという人もいますが、未成年で脱毛をする場合は事前に親権者に相談し、了承を得るようにしましょう。

挙式を控えている人

挙式を近くに控えているという人も施術を断られることが多いです。脱毛の完了には一定の期間が必要になり、直前では間に合わないということが理由の一つです。

また、何かトラブルがあった場合に、晴れ舞台に影響が出てしまう恐れがあることからも、挙式直前の脱毛は控えた方が良いと言えるでしょう

まとめ

いかがでしたか?脱毛の施術は身体への刺激が強いため、健康な身体や安定した肌の状態でしか受けられません。体調管理や肌のケアに十分気を付けた上で、安全な脱毛をしましょう。

少しでも気になることや分からないことがある場合は、遠慮せずすぐに担当スタッフに相談し、自身が脱毛できる状態か確かめてから施術を受けるようにしてください。

この記事の執筆者

家庭用美容器ドットコム編集部

家庭用美容器ドットコムは、元美容機器メーカー営業や家庭用脱毛器の販売スタッフなど、美容機器に精通した担当者が家庭用脱毛器/美容器を徹底比較して紹介するWebサイトです。自分の肌に合った機器を見つけるためのポイントも発信。失敗しない美容機器選びをお手伝いします。