「美顔器は使えば使うほど効果が出る」と思っている方はいませんか?より美肌になるために、より早く効果を出すために毎日美顔器を使用している方も多いです。
しかし、美顔器を使いすぎると、肌に負担をかけて逆効果になってしまいます。そのため、美顔器の効果を得るためには適切な使用頻度を守ることが大切です。
本記事では、美顔器を毎日使ってはいけない理由や、美顔器の正しい使用頻度などをご紹介いたします。
美容ケアを目的としている美顔器で肌に悪影響を及ぼさないために、ぜひ参考にしてください。
美顔器の毎日使用は肌に悪影
「美顔器は使用すればするほど効果が出る」という考えから、毎日欠かさず美顔器を使っている方もいます。
しかし、機能にもよりますが、美顔器の適切な使用頻度は週2~3回程度です。
早く肌悩みを解消したいという思いから、定められた頻度を超えて使うと、美顔器の効果が得られないだけでなく、肌にダメージを与える可能性があります。
美顔器を使用しすぎてはいけない理由
なぜ美顔器を使いすぎると肌に悪影響を及ぼすのでしょうか?逆効果となってしまう理由には下記の3つがあります。
- 肌に過度なダメージを与える
- 肌が美顔器に慣れて依存する
- 筋肉が疲労する
肌に過度なダメージを与える
美顔器は筋肉や肌細胞に刺激を与え、美肌やリフトアップなどの効果をもたらします。しかし、美顔器を過度に使用すると刺激を与えすぎてしまい、肌にダメージを与える恐れがあります。
美顔器の刺激に耐えられなくなった肌は、「肌荒れ」「乾燥」「ターンオーバーの乱れ」など様々な肌トラブルを引き起こす可能性があります。
使用頻度を守れば美顔器の刺激は肌にとってプラスに働くので、1回のケアで美顔器を長時間使ったり、定められた使用頻度を超えて使わないようにしましょう。
肌が美顔器に慣れて依存する
美顔器を使用しすぎると、美顔器の効果が出づらくなったり、美顔器なしでは美容成分の浸透やリフトアップがなされない美顔器依存症の肌になってしまいます。
本来、肌は自然に回復する力を持ち合わせていますが、美顔器を過度に使用すると、この力を弱めてしまいます。特に肌の再生力が高い20代のうちは、美顔器を必要以上に使うのは控えましょう。
美顔器依存症の肌になると、美顔器の使用をやめた際に、「ニキビ跡が治らない」「ハンドケアではスキンケアが浸透しない」などの問題を引き起こしやすくなります。
筋肉が疲労する
美顔器の中にはEMSや高周波など、筋肉にアプローチしてリフトアップなどの効果をもたらす種類が存在します。しかし、そのような機能を毎日使用すると筋肉が疲労したり、傷んでしまう可能性があります。
また、先ほど述べた美顔器依存症の肌になり、美顔器なしではリフトアップできない、たるみやすい状態になってしまいます。
肌にも適度な休息が必要なため、高頻度で美顔器を使用するのは避け、定められた使用頻度を守ることが大切です。
機能別!美顔器の正しい使用頻度
美顔器の正しい使用頻度を機能別にご紹介します。適切な頻度は、美顔器の機種や機能によって異なるため、あなたが使用する美顔器に合わせて把握するようにしましょう。
- 毎日使用しても良い機能
- 毎日使用してはいけない機能
毎日使用しても良い美顔器
- 光・LED
- ローラー
- スチーマー
光・LED
光・LED美顔器は、光を肌に照射することで細胞の働きを活性化させ、肌の弾力やハリをアップしたり、ニキビを予防する効果があります。
指定された期間は毎日使い、その後に数日間使用をストップするなど、使用方法や頻度は機種によって異なるのが特徴です。
ローラー
ローラーは、血行を促進して体内の老廃物が排出されやすい状態にし、むくみやたるみの改善、リフトアップなどの効果をもたらします。気になる箇所に転がすだけで効果を得られるため、隙間時間などを使って手軽に使えるのも魅力です。
毎日使っても問題ないものがほとんどですが、長時間使用すると肌に摩擦が与えられ、ダメージとなる恐れがあります。また、ニキビなど炎症が起きている箇所は当てるのを避け、悪化するのを防ぎましょう。
スチーマー
スチーマーは、蒸気を肌に当てて毛穴を開かせたり、潤いを与えるアイテムです。スチーマーを使うことで、肌の汚れが落ちやすくなったり、スキンケアの浸透率がアップします。
他の美顔器と異なり、肌に直接刺激を与えることはないため、毎日使用しても問題ないとされています。しかし、事前に説明書を確認し、使用頻度を守ることが大切です。
毎日使用してはしてはいけない機能
- 超音波
- イオン導入
- エレクトロポレーション
- EMS
- ラジオ波(RF)
- ウォーターピーリング
超音波
超音波美顔器は、肌に微細な振動を加えることによって古い角質や汚れを取り除いたり、マッサージや血行を促進して、むくみを改善する働きがあります。
超音波美顔器の使用頻度の目安は、週2~3回程度です。超音波美顔器を毎日使用すると毛穴が開いてしまったり、必要な皮脂を落としすぎて肌トラブルに繋がる可能性があります。
イオン導入
イオン導入は、肌に微弱な電流を流すことで、美容成分を肌の深層部まで浸透させる機能です。ニキビやシミの抑制、コラーゲンの生成促進などの効果があります。
イオン導入の使用頻度は、週2~3回程度が目安です。イオン導入に用いられている電流は非常に弱いですが、毎日使用するとダメージが肌に蓄積する恐れがあります。
エレクトロポレーション
エレクトロポレーションは、肌に直接注入することでしか浸透させられなかったコラーゲンやヒアルロン酸を肌の奥深くまで浸透させる機能です。
1週間に1回の使用が適切と言われています。頻度が多すぎると美容成分が肌に浸透しづらくなる場合があるため、注意しましょう。
EMS
EMS美顔器は、筋肉に電気刺激を与え、たるみやシワの改善、リフトアップ効果をもたらす機能です。
週2~3回が理想とされています。必要以上に使用すると筋肉を疲労させたり、美顔器なしではリフトアップできない肌になってしまう可能性があります。
指定された頻度を守り、筋肉を適度に休息させながら使いましょう。
ラジオ波(RF)
ラジオ波(RF)は、肌に熱を加えて深層部まで温め、血行促進によるむくみ改善や脂肪燃焼、コラーゲンの生成によるシワやたるみの改善などのアンチエイジング効果をもたらします。
週に3、4回の使用がおすすめです。それ以上使うとラジオ波の熱が肌に負担となってしまいます。間隔を開けずに当てるのもダメージを与える原因になる恐れがあるため、1日以上間隔を開けて使うようにしましょう。
ウォーターピーリング
ウォーターピーリングは、水や超音波の振動によって毛穴汚れを改善する働きがあります。毛穴の角栓や小鼻の黒ずみなど毛穴汚れに悩んでいる方におすすめです。
ウォーターピーリングの使用は週に1~2回程度に抑えるようにしましょう。また、乾燥していたり、ニキビなどの炎症を起こしている箇所は避け、同じ箇所に長時間当てないようにするのもポイントです。