脱毛を行う上で気を付けなければならないことがいくつかありますが、その中でも重要なものの一つが「保湿」です。
脱毛は肌への負担が大きいため、適切な保湿は肌のダメージを最小限にするためにも重要であると言えます。
今回は、脱毛前後の保湿の重要性や正しい保湿の方法について解説します!
なぜ保湿が大切なのか
まず初めに、脱毛においてなぜ保湿が大切なのかを見ていきましょう。
適切な保湿によって得られるメリットには、主に以下のようなものがあります。
- 脱毛の痛みを軽減できる
- 肌トラブルの予防になる
- 脱毛効果を高められる
脱毛の痛みを軽減できる
保湿が十分にできていないと、肌が乾燥している状態になります。乾燥した肌はバリア機能が低下し、刺激や痛みに敏感になってしまいます。
脱毛器の光やレーザーは肌へのダメージが強いため、肌が乾燥していると、痛みをより強く感じやすいです。
日頃からしっかりと保湿しておくことで、肌の乾燥を防ぎ、脱毛時の痛みを軽減することができるのです。
肌トラブルの予防になる
前述の通り、乾燥している肌はバリア機能が低下するため、肌トラブルが起きやすくなります。
そのような状態で脱毛すると、脱毛器の光やレーザーの熱によってさらに肌の水分が奪われて乾燥が進み、さらに肌トラブルのリスクが高まります。
日常的に保湿を行うことで、日常生活における肌トラブルと脱毛による肌トラブルの両方を防ぐことができます。
脱毛効果を高められる
脱毛器の光やレーザーの出力が強ければ、その分高い脱毛効果を感じられます。しかし、同時に肌への負担も大きくなるため、肌コンディションが悪いと出力を下げざるを得ません。
また、乾燥した肌よりも潤いが保たれた肌の方が光やレーザーがより深くまで届きやすく、効率的に発毛組織にダメージを与えることができます。
つまり、しっかり保湿を行うことで、効率的に高出力の照射を行えるため、高い脱毛効果を期待できるのです。
保湿をしないと起きるトラブル
では、逆に保湿を怠るとどのようなトラブルが起きるのでしょうか。
肌の乾燥によって起こるトラブルの例は以下の通りです。
- シワができやすくなる
- 乾燥肌や敏感肌になる
- 肌トラブルのが治りにくくなる
シワができやすくなる
乾燥は、肌の老化の原因の一つとされています。肌が乾燥した状態が続くと、「ちりめんジワ」と呼ばれる、細くて短いシワができやすくなります。このちりめんジワは、いずれ深いシワになる可能性があります。
脱毛をして肌がはっきり見えやすくなったところにシワが目立つようになると、せっかくの脱毛も台無しになってしまいます。
乾燥肌や敏感肌になる
脱毛によって乾燥した肌を放置しておくと、肌を守る機能が低下します。このような状態が続くと、肌が慢性的に乾燥しやすくなったり、刺激に敏感になったりします。
つまり、肌質そのものが乾燥肌や敏感肌と呼ばれる性質になり、肌トラブルが起きやすい肌になってしまうのです。
肌トラブルが起きやすいと脱毛に影響が出るだけでなく、日常生活においてもストレスを感じる原因となります。
肌トラブルが治りにくくなる
脱毛による肌トラブルは誰にでも起きうる可能性がありますが、通常は肌のターンオーバーによって自然に治るものです。
しかし、ケアを怠って肌のコンディションが悪くなっている場合だと、治りが遅くなったり、跡が残ったりすることがあります。
脱毛をすると特に肌の状態が分かりやすくなるため、跡が残ると通常よりも目立ってしまいます。
部位別保湿方法
それでは、部位別の保湿方法を見ていきましょう。
今回は以下の3つの部位に分けてご紹介します。
- 顔
- ボディ
- VIO
顔
顔は他の部位と比べると皮膚が薄く、デリケートな箇所です。毛細血管の色が透けて赤ら顔になったり、クマができやすくなったりするため、特に丁寧なケアが必要になります。
顔の皮膚は薄い分、保つことができる水分の量も少なく、特に保湿が難しいです。化粧水などに加えて、乳液やクリームなどの油分を含むもので水分を逃がさないようにすると効果的でしょう。
肌質によっては合わないものもあるので、肌が弱いという人は「低刺激タイプ」のものもおすすめです。
ボディ
ボディは衣服と擦れたり、紫外線や外気にさらされたりして、ダメージを受けやすい箇所です。また、面積が広く、手が届きにくい部分もあるため、満遍なく保湿をすることが難しい部位でもあります。
ボディローションやボディクリームなどを満遍なく塗ることが大切です。背中などの手が届きにくい部分は、鏡を活用したり、スプレータイプのものを利用したりすると効果的です。
この時に外出時に塗った日焼け止めクリームがしっかり落とされていることを確認しましょう。日焼け止めクリームが落としきれていないと、毛穴が塞がって十分に保湿できないだけでなく、毛穴から炎症を起こして肌トラブルに繋がります。
VIO
VIOは顔と同様、皮膚が薄く敏感な箇所です。それに加え、VIOの毛は太くて濃いため、脱毛器の光やレーザーをより強くする必要があり、その分ダメージも大きくなります。
VIOの保湿で気を付けるポイントは、蒸れやすいため、油分が酸化して炎症の原因になる可能性があるということです。油分のあるクリームは薄めに塗るなどして対策しましょう。
VIO専用の保湿ローションなどを使うのもおすすめです。
保湿のためのおすすめアイテム
クリーム編
フェイスクリーム
フェイスクリームは乳液と似ていますが、乳液よりも油分が多いという特徴があります。脱毛によって乾燥した肌に、乳液と合わせて使うことで、さらに保湿効果を高めることができます。
顔の保湿の仕上げに活躍するアイテムです。
ボディミルクローション
なめらかなミルクタイプなので、ベタつくことなく広範囲の保湿に使うことができます。香りの種類が豊富なものもあるので、お手入れ後の気分を上げてくれることも期待できます。
ベビーオイル入りのものはさらに高い保湿効果が見込めるためおすすめです。
化粧水・ジェル編
化粧水(高保湿タイプ)
保湿アイテムとして化粧水を日頃から使っているという人は多いですが、脱毛後の肌には特に高保湿タイプのものがおすすめです。
ベタつかず顔から身体までどこにでも使える使い勝手の良さが魅力のアイテムです。
オールインワンジェル
複数の保湿アイテムを組み合わせて保湿をするのが面倒だという人もいますよね。そんな人におすすめなのがオールインワンジェルです。
肌への水分補給から水分のキープまでを一つで済ませることができる優れものです。
オイル編
ホホバオイル
保湿効果が高く、刺激が少ないため、敏感肌の人でも安心して使えるのがホホバオイルです。
ホホバオイルにはシワやたるみを防ぐ効果や、肌のターンオーバーを整える効果もあるので、脱毛後の肌のコンディションを整えるのにもぴったりです。
ベビーオイル
ベビーオイルは、その名の通り赤ちゃんにも使えるほど低刺激のアイテムです。肌が弱い人や、脱毛によるダメージを受けた敏感な肌にも安心して使うことができます。
デリケートなVIOの保湿にもおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?今回は、脱毛においての保湿の重要性や適切な保湿について解説しました!
脱毛をする上では、肌の保湿が欠かせないものであるということをお分かりいただけたのではないでしょうか。
日頃から肌の保湿を怠らず、脱毛をストレスやトラブルなく成功させましょう!
この記事の執筆者
家庭用美容器ドットコム編集部
家庭用美容器ドットコムは、元美容機器メーカー営業や家庭用脱毛器の販売スタッフなど、美容機器に精通した担当者が家庭用脱毛器/美容器を徹底比較して紹介するWebサイトです。自分の肌に合った機器を見つけるためのポイントも発信。失敗しない美容機器選びをお手伝いします。