美顔器が老化を早めると聞いて、不安を感じてはいませんか?美顔器は、使い方次第で肌に悪影響を与える可能性もあるため、適切に使用することが大切です。

この記事では、美顔器で老化が早まるといわれる原因を解説するとともに、美顔器の種類や選び方を紹介しています。

スキンケアのポイントもまとめているので、ぜひ最後までご覧ください。

美顔器で老化が早まるといわれる原因は?

肌の状態を整えたり、エイジングケアを行ったりするために美顔器を使用する人は多くいますが、使い方や機器の選び方を間違えると老化を早める原因になりかねません。美顔器を効果的に使用するため、以下の点をチェックして使い方が間違っていないかを確認してみましょう。

摩擦が肌に負担をかけている

肌に密着させるタイプの美顔器を使用する際は、専用ジェルなどを用いて摩擦を減らしますが、このときジェルが少ないと肌に負担をかけてしまいます。

肌は摩擦に弱いため、日常的にこすっていると、たるみやくすみの原因になることがあります。特に美顔ローラーは、力を入れてゴリゴリとマッサージしてしまうと、肌の表面だけでなく内部にまでダメージを与えることがあるので注意が必要です

クリームなどで摩擦を減らしながら、優しく肌に美顔器を当てるよう心掛けましょう。

必要以上に使用している

美顔器は、製品や機能によって推奨される使用頻度が明記されており、これを超えて過度に使用した場合は肌に負担をかけてしまいます。皮膚や筋肉に刺激を与える機能は、多く使えばそれだけ効果があるというものではありません。

同じ機能を使用できる間隔や、一回の使用時間をしっかり確認し、使用方法を守って使うことが大切です。毎日美顔器でスキンケアを行いたいという場合は、負担の少ないスチーマーやRF波などを取り入れるとよいでしょう。

性能が良くない・肌に合っていない

製品の性能が良くないケースも、肌の老化を早める原因になる可能性があるため注意が必要です。パワーが強すぎる、痛みを感じるなど、使用していく中で自分の肌に合っていないと思ったら使用をやめるのも一案です。

また、ジェルや美容液が合わずに肌トラブルが起こることもあるため、違和感がある場合は一旦使用せず様子を見てみましょう。どのようなジェルを選ぶべきかわからない場合は、製品に合わせて開発された専用ジェルが付いている美顔器を購入するのがおすすめです。

美顔器の選び方

美顔器を選ぶ際は、肌の状態や悩みに合ったものを選ぶようにしましょう。

たとえば、ニキビや毛穴ケアには、EMSや美顔ローラーよりも青色LEDやイオン導入が適しています

同じ機能がある製品でも、パワーや使用できる部位などが異なるため、公式サイトで性能をしっかり確認して検討してください。

性能をチェックする際には、なるべく科学的な根拠やデータが詳しく示されている製品を選ぶとよいでしょう。

また、レビューや口コミを参考にして、同じ悩みを抱える人の意見などを取り入れると選びやすくなります。

美顔器の種類

美顔器には、次のようにさまざまな種類があるため、目的や肌の状態に合ったものを選びましょう。

  • EMS美顔器:電気刺激で表情筋にアプローチする。リフトアップやハリの向上などが期待できる。
  • スチーマー:スチールで肌を柔らかくして毛穴を広げる。クレンジングやスキンケアの効果を高めるアイテム。
  • イオン導入:微弱な電気で肌の内部に有効成分を浸透させる。ビタミンCやプラセンタなど、使用する美容成分によって期待できる効果が異なる。
  • LED:光を照射し、肌の再生や血行を促進する。青色は殺菌作用、黄色はメラニンの排出など、色ごとに効果が異なる。
  • 美顔(フェイス)ローラー:リンパの流れを促進し、肌のたるみやむくみの改善が期待できる。

単一機能より複合的な製品のほうが高額になりますが、機能がありすぎて使いこなせないというケースもあるため、事前に搭載されている機能を確認することが大切です。

効果的に美顔器を使う方法

美顔器を使用することで老化を早める結果にならないよう、正しい使い方を知っておきましょう。

使用方法やタイミング、肌の状態などを考慮して、効果的に美顔器を活用してください。

使用方法を守る

肌に刺激を与える美顔器の多くは、取扱説明書や公式サイトなどに使用頻度、推奨する回数が記載されています。

またほとんどの製品には、注意事項として最低レベルのパワーから使い始めるように記されてれているので、刺激を与えすぎないよう徐々にパワーを上げていくのがおすすめです。

製品によっては使用できない成分のジェルがあったり、お風呂での使用を禁止されていたりするので、故障や肌トラブルを防ぐためにも必ず使用方法を守りましょう。

最適なタイミングで使用する

使うタイミングを意識することも、美顔器の効果を高める大切なポイントになります。以下の3つは効果的なタイミングになるのでぜひ試してみてください。

  • 洗顔後
  • お風呂あがり
  • 就寝前

洗顔後は肌の汚れが落ちて清潔な状態になっているので、美容成分が浸透しやすく、美顔器を使ったスキンケアの効果が実感しやすいでしょう

また、お風呂あがりの肌は、血行がよくなり柔らかくなっているので毛穴が開きやすく、クレンジング効果のあるスキンケアをするのに適しています。

就寝前に美顔器を使用すればリラックス効果が得られるほか、翌日の肌のコンディションを整える効果も期待できます。

肌の状態に合わせて使用する

乾燥肌や敏感肌の人は、レーザーや超音波の刺激が肌の状態を悪くしてしまうことがあるため注意が必要です。

また、ニキビなど炎症を起こしている肌には刺激のある機能を避け、鎮静作用のある青色LEDや冷却機能がある美顔器を使用するとよいでしょう

慢性化している肌荒れやニキビは、食生活や生活習慣が原因になっていることもあるので、美顔器だけに頼らず生活を見直すことも大切です。

スキンケアのポイント

美顔器を使用する際は、機器の使用方法だけでなく、普段のスキンケアも重要です。

どれだけ美顔器でケアしても、洗顔や紫外線でダメージを与えては意味がなくなってしまいます。正しいスキンケアでエイジングケアを行いましょう。

洗顔では肌をこすらない

洗顔の際に肌をゴシゴシこすってしまうと、そのあとの美顔器の使用でさらにダメージを与えることになりかねません

また、汚れを落とそうと長時間洗ったり、熱めのお湯で洗ったりすると必要以上に脂分が流れてしまい乾燥や敏感の原因になる可能性があります。

洗顔後もタオルで顔をこすらず、優しく抑えるように水気をとるのがポイントです。

UVケアを忘れない

紫外線は、肌の乾燥につながるほか、メラニンを生成するため美白ケアの妨げになることが考えられます。

美顔器を使用した肌は少なからずダメージを受けていたり敏感になっていたりするため、さらに日光による刺激を与えないようにケアすることが大切です。

うっかり日焼けしてしまった場合には、冷感ヘッドの美顔器や冷やしたタオルなどでクールダウンさせ、刺激の少ない保湿クリームやパックで念入りにケアをしましょう

保湿する

美顔器の刺激によって肌トラブルを起こす可能性があるため、乾燥している肌に美顔器を使用するのは避けましょう。

美顔器を使用する場合はスチーマーやイオン導入などを活用し、保湿成分を浸透させられるケアをするのがおすすめです。

美顔器の使用時だけケアするのではなく、普段から意識して保湿に取り組むことが大切です。

しっかりと保湿して肌の状態を整えることで、美顔器の効果がより実感できるようになるでしょう。

美顔器は老化を早めないよう適切に使う

美顔器はエイジングケアに有効ですが、使い方を間違えると、かえって老化を早めることになりかねません

使用方法を守って適切に使用するほか、保湿や洗顔など日々のケアも怠らないことが大切です。

肌の状態に合った美顔器を使用し、効果的にスキンケアに活用しましょう。