年を重ねるごとに増えてくる抜け毛や白髪。増えるたびに嫌な気持ちになり、処理する時間も増え、ストレスですよね。
そんな髪の悩みを解決する手段の一つとして頭皮ケアがあります。あまり知られていないかもしれませんが、適切な頭皮ケアによって多くのメリットを得ることができます。
本記事では、そんな頭皮ケアのあまり知られていないメリットや効果を具体的にご紹介します。適切な頭皮ケアを行い、ストレスフリーな生活を手に入れましょう。
よくある頭皮の悩み
よく挙げられる頭皮に関する悩みは以下の通りです。
- 抜け毛・薄毛
- 白髪
- パサつき
- 臭い
- フケ
- かゆみ
頭部には老廃物が蓄積しやすく、このような形で表れます。そこで頭皮ケアをすることで頭部の筋肉運動を動かすと、悩みが解消されていきます。
ではまず次章で頭皮ケアのメリットを一つひとつ解説していきます。
頭皮ケアのメリット
頭皮ケアは頭部の悩みの改善だけでなく、他にも副次的な効果をもたらします。
- 毛質やボリューム感が改善する
- リフトアップ効果がある
- 眼精疲労が取れる
- 頭痛や肩こりが緩和する
- ストレスが減り、集中力が向上する
- 白髪予防ができる
毛質やボリューム感が改善する
頭皮には老廃物やスタイリング剤などシャンプーで落としきれないものが溜まり、これらが酸化することで頭皮のニオイやフケ、かゆみの原因となります。
こういった汚れは健康な髪の毛の成長を妨げ、くせ毛、抜け毛、薄毛に繋がります。
そこで頭皮ケアにより頭皮の環境を改善することは、髪の毛の成長を守り、毛質の改善や髪の毛のボリューム感を持たせることに役立ちます。
顔のリフトアップ効果がある
顔の筋肉は頭の筋肉に支えられています。そのため、頭の筋肉が凝り固まった状態だと顔の筋肉の支えがきかなくなり、顔がたるんでいきます。おでこのシワやフェイスラインのたるみは頭皮のたるみが原因です。
頭皮ケアをすることにより顔の皮膚も引き締まり、たるみやシワが改善していくでしょう。血行が良くなることで、顔色も良くなります。
眼精疲労が取れる
普段PCやスマートフォンを長時間使用することが多く、目が疲れるという方も多いのではないでしょうか。
眼精疲労は目の筋肉が繋がっている側頭筋が凝り固まることで生じます。頭皮ケアで側頭筋をほぐすと、血流が改善し、目の周りの疲労物質が流れやすくなります。
頭痛や肩こりが緩和する
眼精疲労と同様、血行不良で老廃物が蓄積すると、頭だけでなく、肩や首も凝ってしまいます。頭痛や肩こりは強い緊張状態が原因であることが多く、頭のこりの原因にもなります。
頭皮ケアにはそんな頭痛や肩こりを緩和する効果があります。頭と肩は繋がっているので、頭部のケアが肩こりにも良い影響を与えます。
ストレスが減り、集中力が向上する
日頃イライラが溜まりやすかったり、もやもやすることが多かったりすることはありませんか。
頭皮ケアにはリラックス効果があり、自律神経の乱れを解消してくれます。副交感神経のバランスを整えることができ、身体が落ち着きを取り戻し、リラックスできます。
睡眠の質の改善にも繋がり、仕事へのモチベーション向上にも役立ちます。
白髪予防ができる
白髪の原因はストレスや栄養不足だといわれています。頭皮ケアを行うことで頭皮の凝りをほぐし、血流が改善されることで毛根にも栄養が行き届くようになり、白髪を改善できます。
頭皮の環境を良好に保つことで、代謝の良い状態を維持し、血行の改善を図りましょう。
頭皮ケアの方法とおすすめグッズ
頭皮ケアのメリットがわかったところで、頭皮ケアの方法とおすすめの機器を併せて紹介いたします。頭皮ケアの方法は次の通りです。
- 頭皮マッサージ
- ブラッシング
- シャンプー
- 美容機器
頭皮マッサージ
まずは頭皮マッサージです。ハンドマッサージの場合は手と指を使って、「押す」「しっかりこする」「揉む」の3点を意識しましょう。
頭皮マッサージをする際にはマッサージ器を使うのもおすすめです。機器によって電気針の強さや刺激の強さを変更できるため、自分に合ったマッサージが実現できます。ヘッドの細かい振動により効率良くリフトアップや肩こりの解消を図ることが可能です。
創通メディカル MYTREX EMS HEAD SPA PRO
| メーカー | 創通メディカル |
| 費用 | 14,960円（税込） |
| 特徴 | 電気針搭載で、フェイスケアにも使用可能。モードの回転の速さが3段階、電気針の強さが5段階から選べる。 |
ヤーマン myse Head Spa Lift（ミーゼ ヘッドスパリフト）
| メーカー | ヤーマン |
| 費用 | 13,750円（税込） |
| 特徴 | ヘッドの先端に324本の突起があり、それらが髪をかき分けて頭皮をキャッチし、1分間に約57,600回の刺激を伝える。防水なのでお風呂でも使用可能。 |
ブラッシング
ブラッシングも頭皮ケアの方法の一つ。
頭皮には余分な皮脂や角質が溜まりやすく、髪には外気に含まれる花粉や埃がつきやすいので、ブラッシングで定期的に汚れを取ることが大切です。
また、頭皮にある毛根から出る皮脂は天然の保湿成分であり、ブラッシングで皮脂を髪全体に行き渡らせることで髪にツヤが生まれます。
ブラッシングにおすすめのブラシは以下の通りです。
貝印 姫椿のパドルブラシ
| メーカー | 貝印 |
| 費用 | 1,296円（税込） |
| 特徴 | 握っても手が疲れにくいウッドハンドルの仕様。ピンにヒメツバキを使用しており、樹脂製のブラシよりも静電気が発生しにくい作りになっている。 |
ダイソン パドルブラシ
| メーカー | ダイソン |
| 費用 | 4,980円（税込） |
| 特徴 | クッション性が高く、痛みはほぼない。クッションが柔らかいので、頭のカーブに合わせて形が自在に変わり、吸いつくようにフィット。 |
シャンプー
シャンプーを使った頭皮ケアもおすすめです。保湿効果だけでなく、頭皮のバリア機能を守ってくれるアミノ酸シャンプーを選びましょう。
フケやかゆみに悩んでいる方は有効成分が入った薬用シャンプーがおすすめです。
I－ne BOTANIST ROOTH
| メーカー | I－ne |
| 費用 | 3,212円（税込） |
| 特徴 | 頭皮と髪の毛に馴染みやすいオイルとスパイス成分を組み合わせたブレンド処方を採用し、髪質の変化を感じる大人の地肌にもダイレクトにアプローチしてくれる。 |
アンファー スカルプDボーテ スカルプシャンプー
| メーカー | アンファー |
| 費用 | 3,774円（税込） |
| 特徴 | 90%が天然由来成分で構成されているボタニカルシャンプー。さっぱりと爽快感のある仕上がりは男性でも物足りなさを感じにくく、使いごたえがある。メントール特有の爽快感が苦手な人も使いやすい。 |
美容機器
頭皮ケアは家庭用の美容機器を使って行うこともできます。上で紹介した手法よりも費用はかかってしまいますが、その分出力が高く、効果も実感しやすくなっています。
最近の美容機器は頭皮ケア以外の機能も備えていることも多く、一台で全身のケアをすることも可能です。
NBS MetaLT（メタエルティ）
| メーカー | 株式会社NBS |
| 費用 | 165,000円（税込） |
| 特徴 | 首から下だけでなく、頭皮や顔にも使用可能。美肌・小顔効果だけでなく、エイジングケアもできるサーマルフラクショナルが搭載された初めての家庭用美容器。頭皮から足裏までの全身ケアが自宅で簡単にできる。 |
ELECTRON デンキバリブラシ (R) 2.0＋ボディ
| メーカー | ELECTRON |
| 費用 | 217,800円（税込） |
| 特徴 | 心地良いモバイルヘッドスパによって美容効果とともに日々の疲れを癒す究極のリラックス効果をもたらす。3つのモードと5段階のパワー調整機能により、1人1人に合ったケアを可能にしている。 |
自宅とエステの頭皮ケアは何が違う？
頭皮ケアをしたいと思っている方の中には、自宅ですべきか、エステサロンに通うべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。本章では自宅とエステでの頭皮ケアの違いを説明していきます。
- 費用
- 頭皮ケアの種類
- 施術を行う主体
まず異なるのは費用。家で行う場合は無料でケアを行えるのに比べて、エステでケアを行う場合の料金は、約2,000円〜30,000円と施術の種類や時間によって幅広くなっています。
そしてホームケアとは違い、エステではドライスパ、炭酸ヘッドスパなど、いろんな種類のケアを受けることができるため、自身の頭皮の悩みに合わせたケアが可能です。
加えて、施術を自分でやるのか、プロにやってもらうのかもケアの質に関わってくるでしょう。
安さをとるのか、ケアの質をとるのかは人それぞれですので、十分に比較検討してください。
頭皮ケアをすべきではない人の特徴・タイミング
誰でも頭皮ケアを行っていいわけではありません。頭皮ケアを控えるべき人の特徴やタイミングがあるので、把握しておきましょう。
- 風邪を引いている・熱がある
- 自律神経の乱れによる頭痛がある
- 飲酒をした後
風邪を引いている・熱がある
頭皮ケアでは血行が促進されます。風邪を引いている時や熱がある時は血行促進により頭痛が悪化してしまいます。エステに通う場合は施術者に風邪を移してしまう可能性もあるため、無理に通うのは控えましょう。
風邪と同様の理由で、高血圧の方や脳に病気を発症したことがある方も避けてください。
偏頭痛がある
自律神経の乱れによる頭痛、すなわち、偏頭痛は血管の拡張によって炎症成分が漏出して脳神経に炎症を起こします。この炎症が偏頭痛特有の痛みを生み出します。
頭皮ケアの血行促進は血管の拍動を助長するため、偏頭痛の痛みが増加したり、吐き気が悪化したりする恐れがあるので、注意が必要です。
飲酒をした後
飲酒後の頭皮ケアは血液やリンパの流れを促進します。そのため、体内に残ったアルコールが全身に行き渡り、酔いが回ってしまい、急に気分が悪くなったり消化不良を起こしてしまったりします。
飲酒後の頭皮ケアはやめておきましょう。
適切な頭皮ケアでハリのある生活を実現しよう！
頭皮に関する悩みは様々ですが、適切な頭皮ケアを行えば悩みの解決だけでなく、他にも多くのメリットが得ることができます。
ただし、頭皮ケアをしてはいけないタイミングにしてしまうと、大きな健康被害に繋がってしまう可能性があるので注意が必要です。
頭皮ケアで日々のイライラをなくし、ストレスフリーな生活を手に入れましょう。