美顔器を使っていると歯が痛くなったという経験をしたことがある方はいませんか?歯が痛くなる理由の1つに銀歯やインプラントがあげられます。銀歯やインプラントがある状態で美顔器を使用すると、歯が痛くなる場合があるのです。

なぜ、銀歯やインプラントがあると歯が痛くなってしまうのでしょうか?痛みを感じずに美顔器を使用することはできないのでしょうか?

今回は銀歯やインプラントがある状態で美顔器を使用すると痛む理由や、痛みを感じずに使用する方法について解説いたします。

美顔器で銀歯やインプラントが痛くなる原因

銀歯やインプラントがある方が美顔器を使った際に、痛みを感じるケースは珍しくありません。なぜ、銀歯やインプラントがあると美顔器が痛むのでしょうか?その理由について確認していきましょう。

振動が歯に伝わって痛むことがある

結論としては銀歯がある状態で美顔器を使っても問題はありません。美顔器の中には、顔に振動や電流を加えるものがあります。その振動が歯の神経に届き、痛む場合があるのです。

美顔器を使っている最中に歯が痛むと、何か問題があるのではと感じる方もいるかもしれません。しかし、美顔器の振動や電流が歯に悪影響を及ぼすことはありません。痛みがあったとしても安心して使うことができます。

また、銀歯やインプラントがあるから美顔器が痛むわけではなく、歯の神経に振動や電流が伝わることで痛みが起こります。つまり、銀歯やインプラントが一切ない人でも、美顔器を使うと歯が痛む可能性はあるのです。

インプラントがある場合は注意が必要

銀歯があっても美顔器の使用には問題ありません。しかし、インプラントがある場合には注意が必要です。美顔器の注意書きを見ると「インプラントがある場合には医師に相談してください」と書かれている場合があります。

インプラントは皮膚の下に金属を埋め込むことになります。そこに電流が加わると健康上の問題が起こる可能性があるので、このような注意書きが書かれているのです。

医学的にはインプラントがある状態で美顔器を使っても問題ないとされています。しかし、メーカー側としてはどのような問題が起こるかわかりません。そのため、現在もこのような注意書きがある美顔器が多いです。

インプラントがある方で美顔器を使用する場合は、悪影響が出る可能性があることを理解しておいてください。

電磁波過敏症の可能性もある

電磁波過敏症とは、電磁波に長く接していることでいろんな健康上のトラブルが起こる病気です。具体的には頭痛や睡眠障害などが起こる可能性があります。美顔器の中には電磁波を出すものもあるため、電磁波過敏症の人がそれを使用すると体に何かしらの不調が起こるかもしれません。

人によって症状の出方が異なるため、銀歯やインプラントに違和感を覚える可能性もあります。電磁波過敏症が原因の可能性は低いですが、そういった病気があることは理解しておいてください。

痛みを感じずに美顔器を使用する方法

痛みがあっても歯に悪影響はありません。しかし、痛みが気になって気持ちよく美顔器が使えないと悩んでいる方もいるでしょう。ここでは痛みを感じずに美顔器を使用する方法について紹介いたします。

頬を膨らませてケアする

振動や電流が歯の神経に伝わるのが痛みの原因なので、振動を伝わりづらくすれば痛みは少なくなります。頬を膨らませることで、歯と頬の間に空間が生まれます。これによって振動や電流が歯に届きづらくなるので、歯への刺激も大きく軽減することが可能です。

頬を膨らませるだけでいいので、簡単に実施できる点もポイントです。どうしても痛みが気になるという方は、一度試してみてください。

パワーを弱めて使用する

美顔器のパワーを弱くして、歯に加わる振動や電流を少なくするのも1つの方法です。強い振動を加えると痛みを感じる部分だけ弱くすればOKです。出力が調整できるタイプの美顔器を使っている方は、痛む部分だけパワーを弱めてください。

最初は刺激に慣れずに強い違和感を覚えるかもしれませんが、徐々に慣れていくことも多いです。慣れてきたらパワーを強くしていっても問題ありません。一度使ってみて、痛みや違和感がある場合は、パワーを下げて様子をみてください。

口周りには使わないようにする

パワーを弱くしても刺激が気になるという場合は、口周りに美顔器を使わないという選択もあります。口周りのケアはできなくなってしまいますが、他の場所に対しては問題なく使用できます。

口周りはケアできなくても問題ないという方であれば、口周りの使用を避けることで痛むことはなくなるでしょう。

歯医者に相談をしてみる

一度歯医者に相談してみるのはおすすめです。銀歯やインプラントは外部から刺激が加わったとしても、痛むことがないように施術されています。そのため、銀歯やインプラントの状態に何かしらの問題がある可能性もゼロではありません。

また、虫歯になっていると振動や電流による刺激が加わりやすくなります。それによって痛みが起こる可能性も高くなります。しかし、虫歯の治療を行えば痛むことはほとんどなくなるのです。

歯医者に相談をしても解決しない可能性もありますが、一度相談してみても損はありません。虫歯の早期発見につながる可能性もあるので、あまりにも激しく痛むという場合は相談してみてください。

歯が痛む心配がない美顔器の選び方

せっかく美顔器を購入したのに、銀歯やインプラントが気になって気持ちよく使えないというのは避けるべきです。そのためには、銀歯やインプラントを気にしなくてもいい美顔器を選ばなくてはいけません。

美顔器を買ってから「歯に痛みがあるから使えない」といったことがないように、美顔器の選び方について知っておいてください。

購入前に使ってみる

可能であれば、美顔器を購入する前に実際に使ってみてください。振動や電流が歯に加わったとしても、痛まないこともあります。自分が痛むタイプかどうかを知っておくことが大切なので、購入前には必ず使ってみるようにしましょう。激しく痛む場合は、その美顔器の購入を避けたほうがいいかもしれません。

美顔器にはサブスクリプションサービスやレンタルサービスなどがあります。それらを活用して、実際に使ってみてどのように感じるかを確認するのもおすすめです。

肌に当てない美顔器を使う

肌に直接当てない美顔器をつかうのもおすすめです。振動や電流が歯に加わることがなければ、歯が痛むことはありません。スチーマーやLEDなど歯に当てない美顔器はいくつかあります。それらを選ぶようにしてください。

注意点としては、美顔器の大半が振動や電流を肌に与えるタイプということです。選べる範囲がかなり狭くなってしまうので、気に入ったものが見つからないかもしれません。

逆にスチーマーやLEDの中に気に入った美顔器があるという場合は、それを選ぶことでストレスなく使用できるのでおすすめです。

銀歯やインプラントがあっても美顔器は使える!

いかがでしょうか?銀歯やインプラントがある場合に美顔器を使うと痛む理由について解説しました。

銀歯やインプラントがあったとしても美顔器は使えます。しかし、インプラントに関しては健康上のリスクがあるかもしれない点は理解しておいてください。

銀歯は痛んだとしても歯に悪影響はありません。しかし、痛みに耐えながら美顔器を使わなくてはいけないのはとてもつらいです。そうならないために、購入する前に実際に美顔器を使ってみて、使用感について確認することをおすすめします。