家庭用脱毛器で早く脱毛を卒業したい!毎日使っても大丈夫?
自宅で手軽にムダ毛を処理できる家庭用脱毛器。
予約を取って来店する脱毛サロンとは異なり、自分のペースで照射できるのがメリットです。
そこで迷うのが照射頻度ではないでしょうか?
本コラムでは自分で手軽に脱毛できるからこそ迷う「家庭用脱毛器を使用する頻度」について解説します。
この記事でわかること↓↓
- 家庭用脱毛器はどれぐらいのペースで使用するのか?
- 毎日脱毛使っても良いのか?注意点は?
- 脱毛サロンと併用する場合の頻度は?
家庭用脱毛器の理想的な照射頻度を解説!
実は、家庭用脱毛器の頻度は脱毛器によって異なります。
ただし一般的に理想とされる目安はあるので、本項目で解説します!
脱毛し始めは「2週間置き」がおすすめ
一般的には、脱毛し始めは「2週間」頻度がおすすめです。
ムダ毛が薄くなってきたタイミングで様子を見ながら間隔をあけていきます。
脱毛し始めと、毛がなくなってきたタイミングで理想的ペースは異なります。
これは、光脱毛タイプでもレーザー脱毛タイプでも変わりません。
毛周期を理解すれば脱毛器の効果を最大化できる!
脱毛経験のある人が一度は耳にしたことがある「毛周期」。
この「毛周期」が脱毛の効果最大化にとっても最も重要なポイントです。
毛周期とは?
体毛に限らずまつ毛、髪の毛にはすべて「毛周期」があります。
一般的に毛は、成長期(初期・後期)→退行期→休止期のサイクルを繰り返します。これを毛周期と言います。
擦ったり抜いたりしていないのに自然と毛が抜け落ちる現象がありますが、これは毛が休止期に入っている状態です。
「毛周期」を理解して脱毛効率が上がる!
効果的に脱毛を行うには、この毛周期を理解することが必須です。
実は、光を照射して効果があるのはこの「成長期」に当たる毛だけなのです。
脱毛サロンでも家庭用脱毛器での脱毛も、関係なくこの「成長期」の毛にアプローチするのが正解。髪の毛以外で、成長期にあたる毛は全体の10%から15%と言われています。
つまり、これが1回の照射で抜ける限界です。
脱毛サロンでも家庭用脱毛器でも、何度も同じ部位に照射して、じょじょに毛を薄くしていく方法なのはこのためです。
部位によっても脱毛器の使用頻度は違う?
部位によっても毛周期は異なります。
- 顔:1~2か月
- ワキ:2~3か月
- VIO:1.5~2か月
- ひざ下:1.5~2か月
毛の「成長期」の期間は2週間から8週間おきにやってきます。
部位ごとに細かく毛周期の段階を見極めるのは脱毛サロンのスタッフや医療従事者でも難しいといわれています。
そのため、自分で脱毛器を使用する場合、まずは2週間ごとに照射して様子を見ていきながらペースを落としていくのが一般的です。
脱毛器によっても使用頻度の目安は異なる!
人気脱毛器の推奨頻度・ペース
- BiitoⅡ(ビートツー)1週間から2週間に1度
- ケノン:使い始めのみ1週間に1度
- オーパスビューティー:2週間に1度
- シルクエキスパート:使い始めのみ1週間に1度
- 脱毛ラボホームエディション:2〜8週間に1回
いずれも実績や発売元メーカーの信頼が厚い脱毛器です。
基本的には、メーカー推奨ペースや使い方を守りましょう。
製品アイテムによって光の強さを示すジュール数や特徴、性能が異なるためです。
脱毛サロンと脱毛器を併用する場合の頻度は?
併用の場合、脱毛サロンに相談してください。
肌への負担や毛周期サイクルが乱れる可能性もあって、家庭用脱毛器の使用を推奨しない脱毛サロンが多いです。
併用は効果がない?脱毛サロンが脱毛器を売る理由
毛周期毛の抜けるタイミングを考えると、脱毛サロン通いと脱毛器の併用はあまり意味がありません。
では、脱毛サロンが脱毛器を売る理由はなんでしょうか?
サロン通いの方は卒業後に脱毛器を購入するのがおすすめ!
実際には売上施策として脱毛器を販売しているサロンが多いです。
コロナ感染拡大後はそれが顕著でした。
契約延長の難しい脱毛サロンを卒業するユーザーに「卒業後も生えてくる可能性が高いので、その際に使用するのがおすすめ」といったアプローチもあります。(医療でもエステ脱毛)
実際に、脱毛卒業後も生えてくることは多いので脱毛サロン卒業後の脱毛器の購入はおすすめできます。
脱毛サロンで施術をしない部位用に
ミュゼのように取り扱っていない部位や、VIOのような、人によっては抵抗のある部位に使用することを訴求し、販売しているサロンも。(顔脱毛をやっていないミュゼは顔脱毛用に訴求して販売)
また、予算の問題で全身ではなく部位脱毛する人にも併用はおすすめです。
脱毛サロンで施術している部位に脱毛器を当てるのは効果がそれほど期待できないだけではなく、肌への負担や毛周期のサイクルを考えると避けた方が良いでしょう。
家庭用脱毛器を毎日使っても意味ない?
家庭用脱毛器を毎日使用することはおすすめしません。
あまり意味がないことと、肌への負担、リスクが高いからです。
実は脱毛効果は変わらない
毛周期の項目で解説した通り、脱毛効果があるのは「成長期」の毛だけです。このサイクルがあるため、毎日脱毛器を照射しても、ペースを守って脱毛しても効果に大きな変化はありません。
むしろムダ打ちになってしまう可能性が高いので、早く脱毛を終えたいからと言って頻度を上げるのはやめましょう。
「埋没毛」「やけど」「毛嚢炎」などのリスクが高くなる
毎日同じ場所に照射することは、肌トラブルのリスクも抱えます。主にやけど、毛が皮膚の中に入り込む「埋没毛」、毛穴が炎症してしまう「毛嚢炎(もうのうえん)」などがあげられます。また、肌の大敵・乾燥も引き起こします。
いずれも見た目が悪いですし、埋没毛などは肌を傷つけずにキレイに抜くことも困難なのでできるだけ予防することが重要です。
つるつるキレイを目指しているのに遠のいてしまいますよ~!
毎日の脱毛を習慣づけたい場合は?
毎日、脱毛器を使うことで習慣化したい場合は「今日はひざ下」「今日はワキ」など部位を分けて照射しましょう。
その際に、上記に掲載した部位ごとの毛周期も参考にしてみてくださいね。
1日で全身に照射するのもかなり大変なので、ご自身のライフスタイルに合わせて検討してください。
家庭用脱毛器は使用頻度・回数を守って効果を最大化しよう!
毎日照射して脱毛卒業を早めたいところですが、効果はペースを守った方が効率的に脱毛可能で、リスクも減らせます。
以下のポイントをよく確認して、脱毛器の効果を最大化させましょう!
- 毛周期を理解し、脱毛効果を最大化させる
- 使用している脱毛器の推奨頻度に合わせて照射する
- 毎日照射しても効果は変わらないが、リスクは膨らむ
- 脱毛サロンと併用する場合はサロン卒業後か、脱毛サロンで施術をしていない部位に!
この記事の執筆者
家庭用美容器ドットコム編集部
家庭用美容器ドットコムは、元美容機器メーカー営業や家庭用脱毛器の販売スタッフなど、美容機器に精通した担当者が家庭用脱毛器/美容器を徹底比較して紹介するWebサイトです。自分の肌に合った機器を見つけるためのポイントも発信。失敗しない美容機器選びをお手伝いします。