脱毛したいと思っていても、脱毛のレーザーや光の身体への影響を不安に思っている方も多いのではないでしょうか?ムダ毛はなくしたいですが、脱毛によって肌や臓器に悪影響をもたらすことは避けたいですよね。この記事では、脱毛の身体への影響や、安全に脱毛を行うための対策を徹底解説します。リスクを不安に感じて、脱毛に踏み出せない方はぜひ最後までご覧ください!

脱毛は体に悪い?

結論から言うと、脱毛は人体に悪影響を及ぼしません。

「脱毛のレーザーや光が身体に悪い」という印象を持つ方が多いですが、脱毛のレーザーや光が反応するのは、毛に含まれるメラニンという黒色の色素のみです。レーザーの光は皮膚の表面から3~4mm程度までしか届かないため、毛根よりも奥に位置している臓器や血管まで到達して影響を及ぼすことはありません。

勘違いされがちな脱毛の噂

癌になる可能性が高くなる

脱毛のレーザーや光を肌に当てることで、癌を引き起こす可能性が高くなるという説があります。しかし、脱毛時に照射するレーザーや光に発ガン性のリスクは一切ありません

脱毛に使用されている光は可視光線という目に見える光であるため、私達が日常的に浴びている照明や太陽の光と同様です。人体に有害な紫外線や放射線とは全くの別物であり、人体に悪影響を及ぼすことはありません。

つまり、脱毛の光やレーザーが原因で癌が発症する、促進されることはないと言えます。

汗をかきやすくなる

脱毛後に汗の分泌量が増えたり、汗をかきやすくなったりすることはありません

毛には汗を吸収し、流れるのを防ぐ役割があります。そのため、ムダ毛がなくなることによって汗が吸収されづらくなり、ダイレクトに流れてくることから、汗の量が増えたと錯覚してしまうのです。

脱毛の前後で汗の分泌量が変化することはありませんが、精神的ストレスが原因で多汗症になるケースがあります。気になる方は症状緩和方法を調べてみましょう。

ワキガになる

脱毛が原因でワキガになることはありません。むしろ、脱毛にはワキガを予防・改善する効果があります

ワキ毛によってワキガの原因となる菌が増殖し、強い臭いを発生させます。脱毛によってワキ毛がなくなることで、ワキを清潔で通気性の良い状態に保つことが可能になり、雑菌の発生や繁殖が抑えられ、ワキガの予防・改善に繋がります。

脱毛の施術が原因でワキガになることはなく、脱毛によって脇毛がなくなることで、ワキガを緩和することができます。

ホルモンバランスが崩れる

脱毛によってホルモンバランスが乱れ、心身に不調をきたすことはありません

脱毛のレーザーや光は、メラニンという毛の黒い色素にのみ反応するため、臓器やホルモン分泌機能に影響を与えることはないからです。

脱毛後に体調不良になったという方は、生活習慣の乱れや、ストレスなど他の原因が考えられます。今一度自分の普段の生活を見直してみましょう。

脱毛が原因で起こるトラブル

火傷

脱毛のレーザーや光によって、皮膚に火傷を負ってしまう危険性があります。特に火傷のリスクが高いのが日焼けしている箇所や、シミ、ホクロです。脱毛はメラニンという黒い色素に反応するため、他の箇所より色素が濃い部分に誤って反応してしまう場合があります。また、毛の剃り残し箇所も火傷のリスクが高まるため、施術前に必ず丁寧な自己処理を行いましょう。

肌荒れ

脱毛によって熱を与えることで、肌の乾燥を招いてバリア機能を低下させ、肌トラブルを引き起こす危険性が高まります。特に敏感肌・アトピー肌の方は脱毛が肌荒れに繋がる危険性が高いです。また、カミソリや毛抜きを使って自己処理を行った場合、肌が傷つき、脱毛を行うことで傷の症状を悪化させてしまうことがあります。

硬毛化

硬毛化とは、脱毛前よりも生えてくる毛が濃く、太くなってしまう現象のことを指します。硬毛化の詳しい原因は特定されていませんが、脱毛によって毛が刺激されて活性化してしまうと言われています。硬毛化の発症リスクはとても低く、症状が現れる箇所は人によって様々です。

レーザー脱毛と光脱毛はどちらが安全?

レーザー脱毛と光脱毛のどちらが安全かを明言することはできません。

光脱毛よりもレーザー脱毛の方が照射パワーが強いため、より痛みを感じやすいです。しかし、クリニックやサロンで施術を受ける場合、レーザー脱毛は医師が担当しますが、光脱毛の場合は医師免許を持たないスタッフが対応することができます。

脱毛のレーザーや光は人体に無害であるため、効果や痛み、値段など様々な面を考慮して自分に合った脱毛方法を選択しましょう。

家庭用脱毛器は安全に使用できる?

家庭用脱毛器とは、自宅にいながら自分の好きなタイミングで脱毛ができるアイテムです。

誰でも安全に使用できるように脱毛クリニックやサロンよりも照射パワーが抑えられているため、強い痛みを感じる可能性や、肌荒れのリスクが小さいです。

使い方もシンプルで簡単な機種が多いため、家庭用脱毛器を初めて使う方でもスムーズに利用することができます。

しかし、家庭用脱毛器の使用は全て自己責任となります。使用方法をしっかりと守り、肌の状態や体調が優れない時は使用を控えるなど慎重な判断が必要です。

脱毛によるトラブルを防ぐ方法

体毛をしっかり剃る

脱毛の施術時に体毛が長いままだと、毛根部分まで脱毛のレーザーや光が届かず、脱毛効果が表れづらくなります。また、毛のメラニン色素にレーザーや光が反応して熱を与えてしまい、強い痛みを伴ったり、肌トラブルを引き起こす危険性が高まります。脱毛前に必ずしっかりと自己処理を行いましょう。

自己処理がしづらい背中やうなじは、家族などに代わりに剃ってもらうことがおすすめです。

ホクロ・シミに照射しない

脱毛のレーザーや光はメラニン色素に反応して熱を与えるため、色素の濃いホクロ・シミに照射することで火傷を引き起こすリスクが高いです。火傷を負った場合、傷が跡になって残ってしまうことがあります。保護シールを貼ってガードするなどの対策をとり、誤って照射しないように注意しましょう。

脱毛前後の注意を守る

美しい肌を保ちながら安全に脱毛を行うためには、脱毛前後の自分の行動にも注意を払う必要があります。下記の注意事項をしっかりと守り、身体に負担をかけないように努めましょう。

  • 日焼けを避ける
  • 施術当日の入浴、飲酒、運動は控える
  • 日頃から保湿を行う
  • 自己処理は電気シェーバーを使用する

持病や、服薬中の薬の種類、体調などによっては脱毛自体ができない場合があります。脱毛できない条件や注意事項は脱毛クリニック・サロンによって異なるため、事前にきちんと確認することが大切です。

体調が悪い時は脱毛しない

体調が優れないと感じる場合は、脱毛の施術を受けないようにしましょう。体調不良の際は肌が敏感になっており、脱毛後に肌荒れや炎症を引き起こすリスクが高まります。また、施術時に長時間同じ姿勢をとり続けたり、肌を露出した状態でいることで、さらに体調を悪化させます。

日頃から生活習慣を整え、万全な体調で脱毛に臨みましょう。

アフターケアを欠かさない

脱毛後も美しい肌を保つために最も大切なのがアフターケアです。脱毛は少なからず肌にダメージを与えるため、脱毛後の肌は乾燥しており、肌荒れを引き起こしやすい状態になっています。入念なアフターケアを行うことで、脱毛による肌へのダメージを最小限に抑えることが可能です。

安全に脱毛してムダ毛のない美しい肌を手に入れよう!

脱毛の身体への影響や、安全に脱毛を行うための方法をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

脱毛のレーザーや光自体は人体に悪影響を与えることはありませんが、脱毛の注意事項を守らなかったり、日頃の肌ケアや体調管理を怠れば、肌トラブルに繋がります。

安全に脱毛を行い、ムダ毛のない美しい肌を手に入れましょう。

この記事の執筆者

家庭用美容器ドットコム編集部

家庭用美容器ドットコムは、元美容機器メーカー営業や家庭用脱毛器の販売スタッフなど、美容機器に精通した担当者が家庭用脱毛器/美容器を徹底比較して紹介するWebサイトです。自分の肌に合った機器を見つけるためのポイントも発信。失敗しない美容機器選びをお手伝いします。